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「常にポジティブであれ」という社会的圧力

悲しみや喪失感を抱える人が、どこか冷ややかな、哀れな目でみられる理由はどこにあるのか。

私自身は、悲しみや痛みがある意味膨大なエネルギーを秘めていると感じる時もあり、そのエネルギーで起こせたアクションも少なくない。

音楽活動や創作活動を通しても、悲しみや痛み、喪失感といった感情に蓋をするのではなく、インスピレーションとして受け入れることが現に創造力を高めていると感じる時もある。



「悲しみの力」の著者、スーザンケインの言葉のように、苦痛を創造力や超越する力や愛に転換する、という考え方は、まさに自分がここ数年間考えていることでもある。

自分がしぬその瞬間まで、問い続けるテーマだとも感じる。



どうしたら、悲しみや苦痛を、創造力やエネルギー、愛に転換していけるのか。


例えこれが、自分自身を鼓舞させるための都合の良い問いかけだとしても、今の私には必要な問いかけであることに違いはない。


そして、最期の瞬間に胸を張り、私はあの悲しみがあったから今日まで生きてこれました、と言いたい。


悲しみの持つ力。

悲しみや喪失感のなかには、私たちが想像している以上のエネルギーや愛があると信じたい。

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