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奨学金って、借金!?

奨学金を「借金」だという意見ありますよね。
あ!全然、間違いではないと思います。


でも私は、奨学金のことを「借金」ではなく
「融資」とか呼べばいいのにって思っています( ˙-˙ )
 
そもそも大学は融資を受けてまで行きたいと思うかどうかが重要。
(そこまでして行きたいと思わないなら
 行かないほうが絶対良い!)

私は裕福なほうではないので
親には高校生の時に

「あんたに大学に行ってなんて頼んでない。
 はやく社会に出て家にお金を入れてくれたほうが
 お母さんは助かるんだけど
 それでも、大学に行きたいと思うなら
 自分でお金をなんとかして通いなさい。」

と言われていました。

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(※写真はイメージです。)

なので、もちろん奨学金を借りて
足りない学費や教科書代は全てバイトをして賄いました。


今の日本は、ありがたいことに
教育を受けることが当たり前になっているので
忘れがちだけど
自分でお金を払って教育を受けることで
私は初めて「学ぶ」ことは自分への投資なんだと思いました。


大学に通って
一番大きな学びは「学ぶためにお金と向き合う経験」だったと思います。
(その辺の話は、コチラで詳しく書いています。)


「やりたいこと(学ぶ)」を実行するために
いくら必要で、
どのように資金を調達するのか。
そして、調達した資金をより有意義に使うためにはどうしたら良いか。
そもそも、そこまで投資して大学で得たいことは何なのか。

という問いに、きちんと向き合う経験です。


これは、社会人になった今
一番役に立っていることだし
大学が無償化されていたり
親に学費を払ってもらっていたら気づけなかったことです。


生きていくためには「お金」の問題を避けては通れない。

だけど、学校教育では「お金」の調達の仕方や
運用の方法、税金について
少しも教えてくれません。

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私たちは、なんとなく「お金は怖くて汚いもの」
みたいな風潮の中で育てられます。


大学の講義が終わって
レポートを書くために図書館にこもり
そのままバイトに向かって
朝まで働く。

それを繰り返して、ようやく受け取る
給与明細から
何故、お金が引かれているのか分からない。

「年収108万円を超えると扶養から外れてしまう」って
何のことか分からない。


恥ずかしながら、
私はそんなレベルでした。


それくらい、子どもたちが「お金」について学ぶ機会は
奪われてしまっているのです。


だからこそ、私は大学に行くために
奨学金という名の「融資」を受けて
金・土・日は朝5時までバイトを頑張りつつ
特待生に与えられる給付型の奨学金を受け取るために
バカなりに試行錯誤しました。
コチラで詳しく書いています。)
その経験があって、本当に良かったなぁーと思っています。

はじめて、きちんと
お金について考えられたからです。

「奨学金は借金だ!
 大学まで無償化にして
 平等に教育の機会を提供すべきだ!」

という意見に対して私は

うるせーよ。
 裕福じゃなくても学びたければ学べるように
 社会の仕組みが整っているんだよ。
 学ぶことに有り難さを感じない人を量産する仕組みを
 これ以上つくるんじゃねーよ。
 
 奨学金は借金じゃなくて、融資なの!
 しかも金利が低いし、審査も優しいの!

 親や先生がきちんと奨学金を借りる意義を
 理解せずに子どもに利用させちゃうから
 お金の教育を全くされていない
 お金リテラシーの低い子どもが
 よく分からないまま借りて
 『大学出たのに就職先もない。
 奨学金という借金だけが残った!』
 と泣きつく。

 そんな社会の、“何が”問題なの?

 奨学金の制度がダメ?
 大学が有料なのが悪い?
 違うよ!
 どこまでお金リテラシー低いんだよ。」

と、思います。
(隠しきれない口の悪さはご容赦ください。土下座)

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ちょっとやり過ぎました・・・反省。


私は奨学金がないと大学に行けなかった。
感謝こそしても、
『借金を背負わせやがってー!
日本の教育制度のせいだー!バカー!』
なんて思ったことは一度もありません。笑


合格発表の季節。
日頃思っていることを文字にしてみました。


そもそも、大学進学だけが進路じゃない。
それ以外の道があって良いと思う。

その上で、せっかく大金を払って大学に行くなら
モラトリアム期にするのではなくて
しっかりとお金や将来に向き合う時間になるといいなぁーって思います。

つまるところ、「お金」の教育不足が
いろんな問題に起因していると感じます。

私のお仕事である「企画」でも、相談にいらっしゃる方は
「企画」に課題があるのではなく
資金調達など「お金」に課題を抱えている方がほとんどです。

「やりたいことで生きていく」ためにも
小さい頃からリアルなお金の教育をした方が将来的に有益だよね…
と感じる毎日。


私は、私にできることを、少しずつ頑張っていこうと思います!

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