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腰痛治療を攻略! Part 1

皆さんは、腰痛に対してどのような評価や治療を行っていますか?

まさか、痛みのある部位、押して気持ちの良い場所などばかりマッサージして治療した気になっていませんか?

このたび、腰痛治療を攻略という題目で腰痛治療についての情報を少しずつ発信していこうと思いますので、参考にしていただければと思います。必ず臨床に役立つ情報を発信していきます。

今回は、腰痛(大まかに腰部~下肢の疼痛)について、痛みの原因となる組織について述べていきます。腰痛の際に、下肢の疼痛も伴うことが多いので、下肢の疼痛も少し含めています。

腰部~下肢の疼痛で、主に原因となりやすい組織が、①筋・筋膜、②椎間関節、③仙腸関節 です。これらについて紹介していきます。


①筋・筋膜

筋性の場合は、収縮時痛・伸張時痛・圧痛などで痛みがみられます。脊柱起立筋のトリガーポイントは以下の通りです。

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また、大殿筋・中殿筋・腰方形筋などの筋も腰部~下肢の疼痛に関連しているので、鑑別が必要です。

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②椎間関節

椎間関節性の痛みは以下のような領域です。椎間関節を支配する各々の高さの脊髄神経後枝内側枝が、どの部位に関連痛を生じるかを表した図です。   L2=L2/L3を表しています。

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③仙腸関節

仙腸関節痛は、荷重時痛などがみられますが、領域は以下の通りです。

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腰部~下肢の疼痛を生じる組織の説明は以上です。細かく言えば、椎間板、椎体周囲の靭帯や、内臓痛など様々な組織が疼痛の原因になることがあります。マッサージが悪いわけではありませんが、鑑別をしっかりした上で、適切な場所へのマッサージなら問題ないと思います。今後も少しずつ腰痛についての記事を発信していくので、ぜひ読んでください。

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ありがとうございました!


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