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縦長の写真をキレイに撮りたい

この記事で伝えたいこと

縦長のクリエイティブ制作、特に写真撮影について『縦長』の生かし方を考察していきます。


縦長という新概念

縦長のメディアは以前からありましたが、静止画、動画ともに特にここ数年増えています。メディアはPCの横画面で見るものから、スマホの縦長画面で見るものへ日々変化しています。

かつてInstagramといえば1:1の正方形の写真を上げる場所でしたが、現在では縦長の写真が主流となりました。また、ストーリーやリールではスマホ画面を限度いっぱいまで広く使い縦長表示する設計になっています。

Twitterでも縦長の写真をツイートすると、従来TLでは画像中央の一部分だけが見える表示でしたが、現在では縦長のままTLに表示される仕様に変更されています。

以上のような変化を受けてか、スマホを横に構えて写真を取る人も見なくなってきました。受信者も発信者も縦長メディアへの関心が大きくなってきています。



縦長で写真、動画を撮るのってむずくね?

僕は横長画面のTV番組を見て育ち、横長の紙に絵を描いたり、PCの横長画面で遊んできた世代です。なにかデザインを考える際には『横長の枠に』どう収めるかを無意識的に考えてしまいます。

しかし、今の社会には『縦長の枠』が増えています。横長動画を無理やり縦長にしたTik tok投稿は、上下にデッドスペースがあり迫力に欠けます。
もともと横長だった写真を正方形に切り取ったInstagram投稿は、必然的にバランスが悪い画像になります。



縦長の写真をキレイに撮りたい

かくいう僕もどうしたら縦長を生かせるのか探している最中です。しかし、縦長でvlogやメイク動画を撮ったり、縦長でカフェ写真を撮ったりするなかで学んだこともあります。僕的にコツが2つあると思います。

  1.  縦線を作る

  2.  上下に分割する



1. 縦線をつくる

縦長なものを映すのが、縦長らしさを最も生かす方法です。しかし、撮りたいものが縦長な場合は少ないです。そこで、縦線をつくるように写真を撮るといい感じになります。
例えば、屋内であればカーテン、建物の柱、人の立ち姿、姿見、照明を吊るす紐なのです。屋外であれば、建物そのもの、電柱や看板、木、冊などです。



2. 上下に分割する

縦長を縦長として使いにくいなら、うまく使える形に分けてしまう方法もあります。僕がよく使うのは『机の上のケーキと背景』です。
画面下半分に『机の上のケーキ』を映して、
画面下半分に『奥の背景』を映します。

上記の2つを組み合わせると下のような写真になります。


画面下にテーブル、画面上に背景と縦線
画面下にテーブル、画面上に背景と縦線
画面下にテーブル、画面上に背景と縦線

まとめ

スマホの通信性能が向上したため、縦長画像が増えることは不可逆的な時代の趨勢であり、縦長クリエイティブ制作はこれからの時代の課題になると考えています。
縦長の写真を撮るときに気を付けていることやコツがあれば是非教えてください。また、縦長の写真だけではなく動画についても可能性を模索していきたいです。

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