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CMX Connect TOKYO:ビジネス×コミュニティ勉強会 #02 イベントレポ

みなさん、こんにちは。りんです。
今回はCMX Connect TOKYO:ビジネス×コミュニティ勉強会 #02 イベントレポをお届けします!

「CMX Connect TOKYO」の詳細はこちらでご覧ください!

1.最初の挨拶

まずは今回も素敵な会場をご提供してくださっているFINOLAB伊藤さんのご挨拶からスタート!
コミュニティーマネージャーの相談する場があるのは本当に素晴らしいことだとおっしゃっていましたが本当にその通り!と深くうなづきました。(小野さんいつもありがとうございます!)

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2. セッション1【インパクトを生むコミュニティ】

コミュニティのプラットフォーム「OSIRO」を提供してらっしゃるオシロ株式会社の杉山さんのご登壇です。

https://osiro.it/

まずは杉山さんの自己紹介から始めりましたが、これがアタック25風の自己紹介でユニーク!
杉山さんがコミュニティを始められた経緯は作家・アーティストが30歳くらいでみんなやめていく現状に対してこれをなんとかしたいという想いから始まりました。
そのためには資金とエールが大事が大事になりますが、より大事なのは「エール」の方。
作家・アーティストといったクリエイタにエールを送ためにコミュニティを作ったそうです。

「コミュニティファースト」という考え方で、通常はアーティストの方が作品を完成させてからそれを鑑賞する側との関係が始まっていきますが、作品が出来てからでなく一緒に参加型で作っていき、それにより満足度が上がり、口コミが発生。その口コミにより多くの人に作品が届くということを目指してらっしゃるそうです。

そんな杉山さんの会社で提供されているコミュニティプラットフォームOSIROの仕組み紹介とOSIROが定義するコミュニティとは?

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そして1:NではなくN:Nのコミュニティではどういうことが起こるかのか。

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会員化と活性化の違いとは。

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ここからは同じくオシロの鈴木さんの登場です。

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鈴木さんは熱量を可視化することに取り組まれているそうです。
(個人的にとっても興味ある領域!)

もともとSUSONOというコミュニティのメンバーでボードゲームをやっていてその時に知り合った杉山さんと知り合いオシロに入社されたそうです。
鈴木さんからはファンコミュニティ活性化とその先にあるもの、というテーマです。

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事例として「コルクラボ」「えぶりシティ」の事例が紹介された後、コミュニティを成長させるコミュニティスパイラルの説明がありました。

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そのあとデータサイエンティストらしくいくつかデータに基づいたコミュニティ活性化のポイントの紹介がありました。具体的なデータの数値を聞く機会はなかなかないので貴重な資料です!

ウェルカム記事の効果

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自己プロフィールと退会の関係の相関関係

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このようにコミュニティの「状態」を知ることはとても大事ですよね。現状を知ったうえで施策を実施しないと限られたリソースの中で効率的に運営できないですし、活性化になかなか結び付きづらくなります。

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ということでコミュニティも「健康診断」をしてPDCAを回すのが大事ですね、というお話でした。この辺りはマーケティングの施策を実施するのと同じでマーケに関わる人間として非常に興味深かったです。

3.セッション2【CMXサミットクローズアップ】 ~コミュニティ戦略論~

続いてのセッションは著書「ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング」で有名な、パラレルマーケター小島さんの自己紹介から。

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続いて「CMX Connect TOKYO」主催の小野さんから改めて自己紹介と「CMX Connect TOKYO」と「CMX」の紹介があり、その中でも今回は”安定のシニカルな視点”を持ったリチャードさんの視点による「うまく機能するコミュニティ戦略論」について以下の5つのテーマで小島さんとでセッションしていきました。

機能する戦略に欠かせない要素
1.具体的かつロジカルなアクションプラン
2.より少なくより戦略的な施策に絞り込んで実行する
3.コミュニティから「最大限引き出せるポテンシャルをイメージする」
(3年分くらいのロードマップを引く)
4.エンゲージメントを高める方向性を定める
5.コストとリソース
6.失敗したときの対応

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1)具体的かつロジカルなアクションプラン
具体的にはこちらのスライドの通りとなります。

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戦略論に関しては小島さん曰く、コミュニティには大きく2種類のパターンがあるそうです。
A:目的が決まっているパターン
B:やらないといけない、上から降ってきたパターン

さらに「戦略がないのに、うまくいくやり方教えてください」という質問が多いとのことで、
例えば
富士山に登りたいのか
高尾山に上りたいのか
いつまでに上りたいのか
つまり「何の山にいつまでに登ればよいのか?」
ということをまずはじめに考えることが重要とのことで、たとえが非常にわかりやすかったです。

2)より少なくより戦略的な施策に絞り込んで実行する

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「実践しないとPPTはできるけどコミュニティは出来ない」とは小島さんのお言葉(名言!)実行できなければ何の意味もないので、実際に実行する施策を絞り込むのは非常に重要ですね。

3)コミュニティから「最大限引き出せるポテンシャルをイメージする」
(3年分くらいのロードマップを引く)
コミュニティという畑からはいろんな収穫が考えられます。単純にコミュニティ施策だけでなく、周辺の施策にどのように影響があるか、普段から定点観測しておけば、社内でコミュニティ施策を実施する際も通しやすくなったりする、というメリットがありますね。

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小島さんもコミュティは、例えばBtoBにおいて見込み顧客(マーケティング)とLTVを上げる(カスタマーサクセス)両面に効くとおっしゃっています。同時にこれらを横断的に見る、という視点も大事時になります。

4)エンゲージメントを高める方向性を定める
コミュニティのエンゲージメントは「深めるか」「広げるか」のどちらかにフォーカスします。両方一度にはなかなか難しいですからね。このどちらの戦略を取るかできちんと手段を使い分けましょう。

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5)コストとリソース

もしかすると今回一番会場がどよめいた名言だったかもしれません(笑)

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小島さん:例えばクラウドとAI、クラウドとDXとか株分けして言うとコミュニティは長く続く。
コミュニティマネージャーはステークホルダーが多く無報酬で人を動かさないといけないすごく難しい仕事なので新人に出来る仕事ではない。
経営層と交渉するための秘訣は「誰に何をどう伝えるか」「会社が」ではなく誰にアプローチすべきか。
小野さん:普段コミュニティマネージャーはコミュニティの中で誰に依頼すれば良いかという嗅覚を持っているのでそれを社内にも注ぐとよいのでは?

これは皆さんご苦労されている点かと思いますが、確かに!という目から鱗でしたね。

6)失敗したときの対応

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小島さん:最後に「言語化」「共通言語」が大事になる。共通言語をつくらないと会話が成り立たない。多くの人を動かすのに必要なこと。

この辺りは本当に普段の業務でも生かせそうですね。

4.ワークショップ:「アクションプランを考えよう」

ここからはCMX Connect TOKYOオリジナルゲームを使って3人一組で仮想コミュニティのコミュニティマネージャーと仮定してアクションプランを策定しました!

例えば私のいたチームでは「食パンがおいしいパン屋の新規コミュニティ立ち上げ」というお題でアクションプランをみんなで考えました。

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ワークショップ後、チームごとにプランの発表がありましたが、面白い企画やアイデアがザクザク出てきてそのまま企業に売り込みに行けるのではないかというものも多かったです!チームによってフレームワークよりに戦略を挙げる方と具体的に解像度高くリアルにイメージを膨らませる方がいて面白すぎました(笑)

最後は皆さんで写真撮影!&懇親会。さすが、コミュニティマネージャーの集まりということで、お話が上手な方が多く非常に楽しい懇親会でした。個人的にはここに来ると再開できる面々がいてそれも楽しかったです。

次回は4月!お楽しみに!(Peatixフォローしてくださいね)

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