見出し画像

「親切な人」の言いなりになっていないか?

今日のクライエントとは
3年くらいのおつきあい。


カウンセリングは3回目。


少しずつ、少しずつ
人生が変化、進み始めています。


長い長い苦しみ、戦いの中にいた方なので
一気に変わる、変えるのは難しい。


焦らずに「今できること」と向き合っていくことが大切。そんな状況にいる方です。


今日のクライエントは、お会いした時と、お帰りの際の顔が全く違っていました。

どれだけがまんを重ねてきたのかな・・・。

今まで周囲の声に惑わされて
「自分らしさ」を見失っていたのです。


今まで迷惑かけたから
助けてもらったから


この人たちに恩返しをしたい
この人たちの期待に応えたい
この人たちの言う通りにしなくちゃ


そんな気持ちが芽生えるのは当然のことかもしれませんが


いくら助けてもらったから
迷惑をかけたからといって


その人たちの「言いなり」になることなんかないんです。
それじゃ奴隷になってしまいます。


特に自分が弱者の時には


支援する側とされる側
教える側と教えられる側
上司と部下


対等と言えない立場の人間関係の中で
弱者、下の人間が
上の立場の人に迷惑をかけてしまうと
そういうことが起こりがちですね。


でも


親や上司に沢山迷惑をかけたからといって
一生その人たちの「言いなり」になる必要は
ありません。


「ありがとうございました」


で、いいんです。


親や上司は
あなたを助けたり、教えたりする役割があった。
ただそれだけのこと。


同じ価値観でものを見たり感じたりすることを強いることは
できないし


ましてや「助けてやったんだから言うことをきけ」だなんて
おかしい。


でも、これが麻痺してしまうんですよね。
ずっと言うことを聞き続けて
自分の心の声に耳を傾けることを忘れてしまう。


だからあんな顔になっちゃう。


何かに追われているような
覇気のない
不安そうな顔に。


そして、そういう不安オーラを出している人のところには
必ず寄ってくるんです。


「助けてあげましょうか」
という人が。


そして、またその人の言いなりになってしまう・・・。


親切な人と思ってしまうんですね。
そして、している方も親切だと勘違いしているんですよね。


本当に親切な人は


依存関係をつくったりしません。


その人が自分の力で動けるように
背中を押すだけです。


あなたは「親切な」仮面をかぶった人の
「言いなり」になっていませんか?


そんなことを続けていると
自分が無くなってしまいます。


自分の内側をしっかり見つめる時間を
つくってみて下さい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?