中年の危機ってやつは

私はもうすぐ50歳になります。
立派な中年。
ド中年。

体力も記憶力も視力も落ちるし
体重と白髪は増えるし
更年期にもなるはずだわ^^;

最近、周囲は「中年の危機」だらけ
（もちろん私も含む）

「このままで終わりたくない」
という気持ちと

「もうこれ以上はないだろうな」
という気持ちが
入り乱れ・・・悶々とする。

ずっと働き詰めだった人は
「いったい何のためにこんなに働いてきたんだ？」
と、自分は何も成し遂げていないのではないかと愕然とする。
給料が半分になって
部下の下で働くのか・・・。
このままこの会社であと10年、15年働くのはうんざりだ。
でも、この年で転職なんかして、失敗したらどうする・・・？
自分で何かすると言っても
自分ひとりで何ができるというんだ？と悶々とする。

ずっと専業主婦だった人は
「私の人生何だったんだろう？」
「ただただ家族のために我慢ばかりしていた人生だった」
とモヤモヤする。かと言って冒険する勇気も能力もない。　　　　　　　　子ども達が巣立ち
「お母さんの人生はこれからだよ。これからは好きなように生きてね」
と言われても

今まで遊んだことが無いんだから
好きなことって言われてもねぇ・・・。
何をすればいいのやら。

これからって言われたって
まだ介護もあるし
もう体力もない。
もっと若い時に遊んだり、勉強したり、仕事したりしたかった・・・。

いや、そんなことは無い。
人生100年時代。
これから出来ることだって沢山あるはず！

と思って、「何か」を探してみるものの
何も見つからなくて悶々とする・・・。

皆こんな感じですよね。

気持ちはあるんだけど
体力が追い付かないのが悔しかったリ

このまま終わりたくはないけど
もう無理だろうなという気持ちもある。

好きなことをやりたいけど
やっぱり世間の目が気になったり、自信がなかったり・・・。

こんな時、どうしたらいいのか。

正解、マニュアルはないですね。

でも沢山のクライエントを見ていて思うことは

「成長」「発展」をずっと追い求めたり
逆に
「あきらめ」「投げやり」になるのでもなく

今の自分の立ち位置と
やるべきこと
できること
やりたいこと
を整理して

「どこで貢献できるのか」
「何が満たされたら満足するのか」が見えると、心の安定が保てると思います。

人は
「今何をすればいいのか」
「どこに向かっていけばいいのか」
「自分に存在価値はあるのか」

ということが分からなくなると
とても不安になり、モチベーションもぐっと下がります。

そこが分かると
希望が湧いてきて
前向きに歩いていくことが出来ます。

（「どこに向かっていくのか」が分かると、途端にやる気がなくなるタイプの方もいますが）

他人と比較をしたり
周囲の目を気にしたりせず
自分に向き合えるといいのですが

これがまた難しい＾＾；

実は一番苦しいのは
家族の目だったりもしますからね。

でも、ここは焦らずじっくり考えてみる時間が
必要だと思います。

繰り返しになりますが

「どこで貢献できるのか」
「何が満たされたら満足するのか」

を考えることです。

今まで仕事、家族優先で来た方は、ここが分からず愕然とすることもありますが、焦らず向き合っていきたいですね。

向き合い方については、また書きたいと思います。

キャリアカウンセラー工藤倫子オフィシャルサイト