見出し画像

”カビ”って肌にも生えてくるもんなんだよ。だからって不潔なわけじゃない

「ああ、これカビですね。」

皮膚科の先生に言われた。「私の身体にカビが生えていると」。

デコルテに赤いぽつぽつができたから病院に行った。先生に診てもらうと、それがカビだと。自分の身体にカビが繁殖してると聞かされて私はショックだった。

だってまだ女子大生だよ?まだ死んでないよ?ねえ。私の身体にカビが生えるなんてまだ早くない?え、お風呂毎日入ってるよ。私ってそんな不潔だったの?ねえええ。

頭にも肌にもカビは生える。でも、見た目はカビらしくない

カビって言うと汚いカビをイメージする。

お風呂のゴムのところに映える黒いカビ。ご飯を放置しておいたときにできる白いカビ。

カビっていつもすごい汚くて触りたくないイメージがある。そんなカビが身体に生えてるなんて一大事だ。

皮膚科の先生に「あなたの身体にはカビが生えてるかもしれませんね。」って言葉を聞いてから、「私はなんて不潔なんだ…って。」って考えるようになった。     

でも、先生は言ってくれた「アセが原因で肌にもカビは普通に生えてきますよ。珍しいことじゃないです。」と。

驚愕の事実だった。

人間の身体に生えるカビ「肌カビ」とは、人や動物の皮膚にすむ常在菌「マラセチア菌」のこと。皮脂をえさにして繁殖する真菌(カビ)というやつらしい。

つまり、誰の身体であったとしても、カビは生える可能性は大いに存在する。だって原因は汗だから!!

私の身体にすんでいるカビは見えない。
ただ、炎症をおこしていてニキビのポツポツみたいなのがいくつかできてる。

私は違うのだけれど、頭にもカビが生える人はいるらしい。でも見えない。ただ痒くなったり、フケになったりするらしい。

ジメジメした夏、汗をかいたときにできる汗疹(あせも)もカビが原因の場合が大いに存在するらしい。

それくらい人間の身体にカビが生えることは普通だし、誰にでも起こること。皮脂がある限りカビが生える可能性なんていくらでもある。

カビが生えたからってあなたが不潔なわけじゃない!

毎日お風呂にも入るし、お部屋もきれい。ちゃんと生活してるなのに、フケが出る。肌が荒れて吹き出物みたいなのがでる。

それは、あなたが不潔なわけじゃない。肌かびのせい!!!

そして、カビが原因で出る炎症はあなたが不潔だから出るわけじゃない。

しっかりお風呂に入っててもカビによる炎症は出るし、お家掃除をしていないからと言ってカビがいないわけではない!

カビの多くは人間の口や消化管、膣、皮膚などにいつも存在してる。

通常は無害なのですが、免疫力が低下した場合に炎症を起こして病気になって炎症を身体が起こすのだ。

梅雨には湿度が高くなる。じっとりした時間が多くなる。その時位怖いのは、湿気やニオイにだけじゃないカビが怖いのだ。

実はカビ、お風呂場や窓のサッシだけの問題ではない。肌の上でも普通に存在してしまのだ。だって日本の梅雨は”じとじと”していて汗をかきやすいから!!!!

そして、一度炎症を起こしてしまった皮膚は普通に石鹸で意識して洗っていても治らない。

だって普通のニキビとは”菌”が違うから!でも見た目はごく普通の菌と同じ。だから私も最初はニキビクリームを塗っていた。そして保湿をしっかりし、紫外線が当たらないように気を付けていた。

でも、治らない。永遠と炎症がでる。

それは原因菌に「効果がある」成分が入った市販薬を正しく選ぶことができていないから!!!!!!!

でも、そんなんどんな菌なのかって素人には分からないから!!!!というか全く知識がない。

だから金を皮膚科の先生ってすごいよね。って話なんだ

みんなカビの恩恵をしっかり受けてるんだよ!!!!

そして低カロリーで栄養素がたくさんあるきのこ。食物繊維もばっちりなのだ。きのこっておいしいよね!

みんな食べてるやろ!!キノコも元をたどればカビ。菌の一種よ。その菌を上手に栽培して大型化する。キノコや酵母と同じく真菌類に分類される生物なのだ。

みんなカビを美味しいって言って食べてるんだよ!

シメジの上に時々ついている白いふわふわのもの。それは「気中菌糸」というものでそもそも植物から栄養を摂取して成長する菌で、きのこがまだ菌系だった状態の一部なの!つまり菌から栽培されたキノコの菌がまだ生きてるってことなんだ。

逆に「かび」と認識していても好んで食べる人もいる。

それは、青カビ。これだけ聞くと汚いって印象を持つ人もいる。

ブルーチーズ!!!!私の大好きブルーチーズ。

小さいころから教えられなかった?カビは腐敗の象徴的存在だって。パンがカビたらもう食べられないって!!でもブルーチーズは食べられる。おかしな話よ。

じゃあ、チーズに生える菌とブルーチーズに生える菌の種類がちがうのかな?って思うでしょ?

ブルーチーズの青カビと、パンや餅に生える青カビは全く一緒なのよ!!!!

違いは、「青カビはチーズに生えると毒素を出さない!」っということ。逆に人間にとって有益な栄養素がブルーチーズにはたくさんあって健康に良いの。

嫌われ者のカビ。だけど、私たちを救ってくれる救世主になることだってある!

それは抗生物質のペニシリン!肺炎・おでき・淋(りん)病などに効く薬としてよく使われている治療薬だ。

そのペニシリンは、正真正銘の青かびの一種から作られている抗生物質なの!!

言い方を変えると、お医者さんから病気を治すためにカビを処方されている!!

私達は、不調を治すためにカビを摂取してるんだよ!ここまでくるとかびって思ったよりいい奴なのかなって思ってくるよね。(笑)

全てのカビが私達にとって悪いわけじゃないんだよ!!!

地球が私を生かすように、私がカビを生かしている。そして私たちがカビに生かされてる

肌にもどこにでも生えるカビ。

清潔にしていたとしても、夏に強い紫外線を浴びたり、冬の暖房によって肌が乾燥したり、または体内環境の乱れで肌の免疫機能が低下してしまったりすると、カビが身体に炎症を起こす。

それは一切私たちの身体が不潔だからとかじゃない。カビはそこら中に存在するのだ。

カビときくと一見悪者に見られそうだけど、キノコやブルーチーズとして食べていたり、私たちが病気になってくれた時の救世主になったりする。

私たちは経験と知識から「先入観」をもって、ものごとを判断しがちないきものである。だから「カビ=汚い」という印象が消えない。

物事を悲観的に捉えたうえで行動し理解しようと努めるならわかる。でも先入観は結構な障害になることも多い。

ペニシリンの大発見もふとしたことからの発見だった。だれもカビが治療薬になるなんて思ってもみなかったのだ。

だから、カビと共存してる社会が今あるように、私たちも先入観とうまく付き合っていくことも大事なのかもしれない。

とりあえず肌カビかもと思ったら病院に行った方が早く治るよ!!!

P.S.
最後まで読んでくれてありがとうございました。感情で書いてしまった部分が多いのですが、私のような人はすくなくてもいるのではないのでしょうか。そんな人のことをいろんな人にもっと知ってほしい。そんな思いで書きました。この記事を読んだ人に少しでも救われる人がいますように。読んだ感想をコメントで聞けると嬉しいです。

#エッセイ #コラム #日記 #自分 #わたし #好きになりたい #身体 #ありのまま #女子大生 #大学生  

もしよければ、この記事にも目を通していただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

サポートしていただいたお金は、今後の生活費や活動費として大事に使わせていただきます。一生懸命に感情を言葉にして行きたいと思っています。よろしくお願いします。