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保護者週間

うちの園では年に数回保護者を招待するイベントがあります。

母の日
父の日
卒園式
夏のBBQ
冬のパーティー(クリスマス)
そして保護者週間

保護者週間では登園時にコーヒーや紅茶、焼き菓子などを用意して、保護者の人たちはそれらを楽しみつつ子どもや保育士と朝のちょっとした時間を楽しんで貰う、というものです。

これらのイベント➕バレンタインでは子どもたちが保護者に対して何かしらのギフト作成があります。

日本で保育をしていた時は毎月の様に何かしらのイベントがあって、それに沿っての準備や作成が必要だったのでそれに比べれば少ないとは思います。


ただ「子ども中心」の保育をモットーとする中でこれらを準備する時間や労力、費用を他の事に使えれば、という思いはあったのですが、実際保護者の方達からの評判も良かったし、ずっと継続されていました。


ただ今年になって産休に入ったマネージャーの代わりに来た保育士が、保育士学校で教鞭を取っていて、保育に対して「子ども中心」を真剣に考え取り組んできた人でした。

彼女が来てから色々な事が変わりました。


正直「変化」はその内容の良し悪しに関係なく多少のストレスやいざこざが生じるのは常ですが、その辺もすごく考慮していて、少しずつ、確実に変わっていきました。


そして彼女の提案で「保護者週間」もあり方を変えようということになりました。


各クラスで、保護者へ飲み物食べ物を用意するのではなく、もっと園で子どもたちがどのような事をしているのかを知り、一緒に過ごしてもらい、保育士とも交流できるような時間にするにはどうすれば良いのか、を話し合う事になりました。


そこで私たちのクラスは子ども達の好きなアートのアクティビティを保護者の人たちと一緒にしてもらい、クラスには今までして来たアートとその時の子ども達の写真を飾る事にしました。

日本の保育園でもしていた作品展みたいな感じです。


そしてどんなアートを一緒にして貰うかを他の保育士達とも話し合って「Melting Crayons:溶けるクレヨン」をする事にしました。

キャンバスにクレヨンを貼り付けてヘアドライヤーを当てて溶かすというものです。


子ども達が溶け出すまで待てるか心配ではあったのですが、これが大成功!!


自分のお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんと一緒にするのが特に嬉しかったようで、クラスの子ども達全員が参加したアートになりました。

いつもはアートが好きな子どもしかしない事もあったので、私たち保育士も素晴らしいアート作品になったと嬉しくなりました。


(↑の写真がその出来上がりのものです)


お茶やお菓子を食べておしゃべりするのも良いけれど、それより、一緒に何かを作ってその時間と結果を一緒に楽しむ。

その方が保護者も子どもも両方楽しめる良い思い出になったと思っています。

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