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カナダで保育:何故てんとう虫には羽があるの?

今日園庭で遊んでいた時に、L君がてんとう虫を見つけたらしく、嬉しそうに「I found Ladybug!」(てんとう虫見つけた!)と私の手の上にのせました。

てんとう虫は私の手の上をのそのそ歩き、しばらくすると羽を広げ飛び立っていきました。

それを見てL君は目を丸くして
「Ladybug has wing?」(てんとう虫って羽があるの?)
と聞くので
「Yes, and it flew away」(うん、飛んで行っちゃったね)
というと
「Why they have wing?」(なぜ羽があるの?)
と聞かれ、え?と思いながらも何と答えようか一瞬フリーズ。



このL君、最近本当になぜなぜ期で沢山の質問をされます。

最近では
「何故パンダは笹を食べるの?」
「何で雷は音がするの?」
「ナメクジって何?」
など、私も答えがわからないものも多々…!

『そういうものだから』と私たちが受け入れているものも、子どもの目からはどうしてそうなのか、どうしてそうなるのか、と不思議なものが世の中には沢山あって、それらは私は疑問に思うことすらなかったものたち。

そして彼はただただ聞いているだけではなく、本当に疑問に思って聞いていて、私が言った答えに対してもしまだ不明確ならそこに突っ込みを入れるし、彼の中で納得したらなるほど、となってくれます。

なので毎回頭を悩ませながら答えている彼からの質問ですが、同時にどんな質問が来るかが楽しみなのも事実。

その発想はなかった!と思う事も沢山だし、聞かれたので調べてみて初めて知ったという事も結構ありました。



そしてそんな彼の今回の「何故てんとう虫には羽があるか

今回、私は答えを言わず、逆に彼に聞いてみる事にしました。


私:「Why do you have legs?」(何でL君には足があるの?)
L:「I need to walk」(歩くため)
私:「Right. Then why ladybug has wing?」(そうだね。じゃあ何でてんとう虫には羽があるの?)
L:「They have legs too」(てんとう虫にも足はあるよ)
私:「Yes, then why they have legs?」(そうだね、じゃあ何で足があるの?)
L:「They can walk」(歩くため)
私:「Right. It's the same as you. Then why ladybug has wing?」(そうだね。L君と一緒だね。じゃあ何でてんとう虫は羽があるの?)
L:「They can fly」(飛ぶため)
私:「Right. I think they have legs for walking, and they have wing for flying」(そうだね。多分てんとう虫の足は歩く為、羽は飛ぶ為にあるんだね)
L:「Yeah! They can fly with wings and they flew away!」(そう!てんとう虫は飛ぶために羽があって、飛んで行っちゃった!)


という感じで、彼は自分で答えを導き出してくれました。

いやぁ、やっぱり子どもってすごいですね。

その柔軟性や想像力、発想力は大人ではなかなか行きつかないのではないでしょうか。


彼の次の真理をつく質問がどんなものになるのか、今から楽しみです!




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