見出し画像

そうかぁ、そういう考え方もあるかぁ

新しい町に引っ越して、はや、3週間。いまだに、住む家が確定しておらず、ホテルに仮住まい。クリスマスとお正月の休暇をはさんで、やっと、不動産屋さんも、活動再開の今週。

新しい町は、小規模だけど、スーパーとか、生活に必要なものは何でも揃う、私が生活するには、じゅうぶん便利な町。しかも、町の中心地を一歩出ると、広々とした牧草地、畑、草原が広がる、自然豊かで。結構、気に入っています。

ただ、家探しは、思ったより、時間がかかっています。もろちん、引っ越してきたすぐに、クリスマス前に、私がいた大都市でのクラスター騒ぎで、PCR検査を受ける羽目になり、結果が大丈夫だったものの、そのまま、クリスマス、お正月休みに突入してしまったというタイミングもありますが、不動産屋のネットにでる賃貸物件自体があまり多くない。賃貸の数も元々、大都市より少ないし、こちらに来てから聞いた衝撃の事実は、不動産屋にお願いしないで、口から口へ、伝言で、紹介の紹介みたいな感じで、個人的に、店子を探す人が多いということ。まだ、この町での仕事の赴任も始まっていない私は、当然、そういう個人的なつながりはなく、なかなか、スローなスタートでした。

なので、とりあえずは、私が住みたいと思っている家をイメージして、条件を挙げて、「巡り合わせて~。住まわせて~。」と、心で、天井に向かって、お願いしていました。ありがたいことに、まだ、確定ではないですが、私が住みたいと思っていた地域に(というか、来たすぐに、住みたいなと思ったけど、応募する前に、他の人が決まっちゃった物件の同じ通りの家!)、決まりそうな雰囲気で、ちょっと、ほっとしています。最終的には、来週初めに内見を済ませてから、本決まりですが、ほんと、ほっとしました。激戦区だったので。

神様、ありがとう~💗 応募用紙に書いた推薦人の友達も、「不動産屋さんに、すごくいいこと、いっぱい言っといたでぇ~。」と電話くれたし、前に大都市で住んでいたユニットの不動産屋さんの担当のお兄ちゃんも、メールしたら、「ほめといたったでぇ~。」とバックアックしてくれたみたいで。ほんと、みなさんに、感謝です。

で、前置きは、少し長くなりましたが、今日は、その家ではなく、その前に、内見に行った家の話を。

もう、2,3日前になるんですが…。今週になって、やっと、不動産屋さんが、長期休暇が終わって、開き始めまして…。この小さい町では、コロナの影響もあるのでしょうか、それとも、賃貸軒数に対して、応募が多いからでしょうか。まずは、応募して、仕事や収入、人物の査定があって、それから、厳選された人が内見ができるというシステム。今まで、応募しても、全然だめで、やっと、初めて、栄えある内見にこぎつけた最初の家。

職場の人も結構住んでいると聞く地域で、値段も手ごろ、家の外観からも、いい感じ。すごく、心躍らせて、内見したんですが…。思った感じではなかったんです。詳細は省略しますが、私としては、ダメかな…という判断。残念。

それで、その時、内見をさせてくれた不動産屋さんと、ちょっと、おしゃべりしました。50代か、60代か、まあまあ、年配の、物腰柔らかな、親切そうな女性で。すごく話しやすくて、いろいろと、どういう家を探しているのか、どうして、そういう家を探しているのか、しゃべりました。

不動産屋さんは、すごく親身に聞いてくれて、「1つ、店子が引っ越すかもしれない物件があって、そこなら、あなたの条件とあうかも。でも、店子も、仕事の都合で、この町に残ることになったら、でない物件だけど。」というのを、教えてくれました…。聞くかぎり、いい感じでした。

ただ、1つ、気になるのは、病院のすぐ近く。病院で一生懸命働いている方には、とても、感謝しています。でも、私も、日中、仕事をするので、夜は、ぐっすり眠れる静かな環境が好ましい。それで、訊いてみました。

「あのー、病院の近くって、救急車とか、結構聞こえますか?」

「そうねえ。救急車もだけど、結構、ヘリが飛んでくるかな。」

「ヘリ?」

「そうねえ、病院のすぐ脇に、ヘリが離着陸できるようにしてあって、結構、夜間に飛んでくるかなぁ…。」

そうなんです。この町は、小都市で、ちゃんとした大きい病院があります。そして、その近辺には、小さい村だったり、その周りには、ポツンと一軒家の農家や酪農農家があったり、結構遠いもっと小さい町も、たくさんあって。救急車では間に合わないのです。向かって、連れてくるのに。急患には。それで、ヘリで飛んで行って、ヘリで連れてくる。彼女に聞いてみると、結構、毎晩のように、飛んでくるようです。ヘリの守備範囲は分かりませんが、きっと、広く活躍されているのでしょう…。

「ヘリって、どれぐらい、音がするんですか。」

電車の線路や国道なら、私の今までの経験から想像できるんですが、ヘリは…。空高く通り過ぎるヘリぐらいしか、わかりません。近所に、ヘリが停まる経験がなくて…。

「結構、大きい音がするわねぇ。」

でも、その不動産屋さん、優しい声で、続けます。

「私も、線路の近くに住んでいるけど、初めは気になるけど、そのうち、慣れてしまったし、十分、寝れるわねぇ…。」

優しい声だから、全然ムッとしません。しかも、ちょっと申し訳なさそうな声のトーンで。よく、他の人も、自分の都合のいいように、説得するときに、自分の経験とかを出してきたりしますが、彼女の場合は、全然嫌な感じがしないのです。不思議と。きっと、同じようなことを、他の不動産屋さんも言っていると思うけれど。彼女の人徳でしょうか…。声のトーンでしょうか。なんだか、すーっと、心に落ちます。

「でも、ヘリって、もっと、音しませんか?」

「そうねぇ、うちの家からも、聞こえるけど…。」

(そんなに、おおきぃんかぃ?!)心の中で、突っ込み。

「でもね、そのヘリの音を、夜に聞くとね。あ~、誰か、無事、病院に着いたのね。良かったわぁ。って、ほっとするの。それで、旦那と、良かったね~って話してるのよ。」

そういう捉え方もあったのかぁ…。同じ出来事なのに。どう捉えるかは、人次第。なんか、はっとさせられました。

しかも、その言った言葉が、人にどう伝わるかも、言った人の人となり次第。きっと、違う不動産屋さんが、私に無理やり納得させるために言っているような口調だったら、私には、響かなかったと思うけれど。この女性の言い方、本当にそう思っているんだろうなと思うような、誠実な声の響きを感じて、私も、素直に、聞けたのかなと。

結局、今度、決まりそうな家は、他の不動産屋さんなので、ついぞ、その病院近くのヘリが聞こえる物件は、どこにあるのかわからないままですが…この女性と、出会えて、こうして、お話が聞けて良かったなと思いました。

同じ出来事も、捉え方次第。自分の考えが人に伝わるかどうかも、自分の人としての誠実さ次第。大変いい勉強になりました。

みなさんの近くでも、同じ出来事を、素敵にとらえている方は、いらっしゃいますか?

楽しい一日をお過ごしください。

(未来に 続く…)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?