おかしのはなし

お茶とお菓子をいただく時間は ひとりリラックスしたり誰かと楽しんだり 自分自身と穏やか…

おかしのはなし

お茶とお菓子をいただく時間は ひとりリラックスしたり誰かと楽しんだり 自分自身と穏やかに向き合える、心をほっとさせてくれる、この時間が大好きです

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おかしのはなし ういろう

外郎がお好きという方は多いのではないでしょうか。 外郎・外郎餅とも呼ばれ、上新粉などを溶かした砂糖に混ぜて蒸したお菓子です。枠蒸しういろうが多いですが、餡玉を包…

おかしのはなし きんとん

餡の玉の周りにそぼろ状にした餡をつけた「きんとん」というお菓子。お茶席には欠かせない独特な形のお菓子です。 7〜9世紀、中国(唐)から多くのものを取り入れ 、その中…

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はじめに2

私はお菓子が大好きです。 食べることはもちろん、見ているだけでも楽しく作ることも好きです。特に和菓子を作り始めた頃は、一つ一つのお菓子が持つ歴史を知ることもとて…

はじめに

日本の文化に触れさせてもらう機会を多くいただき思ったことは、自分の国のことなのに私は何も知らないということでした。 そこから興味をもって自分なりに学んでいくうち…

おかしのはなし ういろう

おかしのはなし ういろう

外郎がお好きという方は多いのではないでしょうか。

外郎・外郎餅とも呼ばれ、上新粉などを溶かした砂糖に混ぜて蒸したお菓子です。枠蒸しういろうが多いですが、餡玉を包んだ茶席菓子としても供されます。

その由来は、同じく「ういろう」と呼ばれた薬。
室町時代に中国から亡命した陳順祖という医師が、中国(元)の官職名「礼部院外郎」 から外郎の字を「ういろう」と読みを変えて名乗りました。その子。大年宗奇は中国

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おかしのはなし きんとん

おかしのはなし きんとん

餡の玉の周りにそぼろ状にした餡をつけた「きんとん」というお菓子。お茶席には欠かせない独特な形のお菓子です。
7〜9世紀、中国(唐)から多くのものを取り入れ 、その中には唐菓子と呼ばれる菓子がありました。 その中の1つ「餛飩」(こんとん)がきんとんの由来と言われます。
唐菓子の餛飩は刻んだ肉を練った小麦粉で包み、丸めて蒸したもので、今で言うお菓子とはかけ離れたものでした。

きんとんについては、戦国

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はじめに2

はじめに2

私はお菓子が大好きです。
食べることはもちろん、見ているだけでも楽しく作ることも好きです。特に和菓子を作り始めた頃は、一つ一つのお菓子が持つ歴史を知ることもとても興味深く、楽しいと思うことでした。

和菓子・洋菓子と言いますが、それは 文明開化の頃、洋菓子に対してそれまで菓子と呼ばれた日本にあったお菓子を 和菓子 と呼ぶようになりました。

和菓子は長い歴史の中で日本独自のものとして育まれ、江戸中

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はじめに

はじめに

日本の文化に触れさせてもらう機会を多くいただき思ったことは、自分の国のことなのに私は何も知らないということでした。

そこから興味をもって自分なりに学んでいくうちに、この国の文化をどんどん誇らしく、もっと知りたい取り入れたいと興味が増しました。

自分の国の文化を知ることは自分たちのことを知ることでもあり、その機会を増やしたいという思いも生まれました。

大好きなお茶の時間、お菓子の時間を通して叶

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