見出し画像

余ってる

足りないものにフォーカスし続けていると、いつまで経っても、焦燥感にかられるってふと思った今朝だった。

旦那さんの給料がこれくらいなら、私は有閑マダムでいられるのに、とか、もっと自分が世渡り上手だったら、人生こんなにも苦しまなくて済むのに、とか…。

でも、ふと、毎月、私に頭を下げながら給料明細を手渡ししてくれる旦那さんを思った。「ありがとうございました。」と両手で笑顔で手渡ししてくれる。それを私は「足りるかな。大丈夫かな。子供たちの巣立ちまで持ちこたえられるかな。」という、ただただ恐怖と不安の気持ちで受け取っていたということに今日気が付いた。そしてその思いは旦那さんに対してふんぞり返った態度であったということが確認できた。

先日、旦那さんの職場の同僚ご夫妻と食事に行ったとき、旦那さんがどれだけ職場で心を砕き仕事をしているのかということもそのご夫婦が話してくださった。旦那さんが、ただただ家族を大切に思い、職場で頑張ってくれているという思いを知ることが出来た。そして、その同僚の方も、どれだけ、旦那さんを思ってくれているのか、お互いにお互いの世界を広げ合う関係性を築いているのかということを初めて知れた。

今まで知らなかった旦那さんの仕事中の様子、それを直にお聞き出来たことによって、自分の父親も重なった。さらに、自分なんて未熟で無力で、この社会を生き抜いていく自信がないと思っている自分に対する思いにも重なった。

私にだって何かしらの能力は余っている。社会に何か還元できるエネルギーは余っている。

足りない、不足分ばかりに目を向けていると、いつまで経っても自信なんて持てるはずがない。そうハッキリと気づいた今朝は爽快だった。

もし、自分を拒否する人がいたってきっと大丈夫。あなたに拒否されても、その時間は、もっと別のことに使える私のエネルギーがあるということだから。

少しずつ、少しずつ、自立に向かっての兆しが見えてきた。

そう思えることがうれしい。

旦那さんの同僚ご夫妻との楽しいひと時の帰途での旦那さんとの会話。
「誠実な人っていいね。ちょっとくらい不器用で世渡りへたくそだろうが、誠実ってことが一番大切やな。器用でいるより、誠実であり続けようって思えることが出来て嬉しい。」
私は私でいいんだって、思える発見が出来た時間を旦那さんとそんな風に振り返ることが出来て本当にありがとう。

これから先の私の人生において、私が人に選ばれてるだけじゃなく、私も人を選ぶんだという自己責任(明るい意味での)がハッキリと芽生えた。

サムネ画像
食事のあと、紅葉を見て、日本に生まれてよかったとつくづく思いました。あるものに気づく。あるものを味わう。あるものを存分に愛し、活かす。あるものを大切に。そのことを確認するために、画像を使用させていただきました。ありがとうございます。

**********************************

ヒロさん、この投稿をするに至った一つのきっかけをありがとうございます。
少しずつ、少しずつ、本来の自分を取り戻し、今回の自分の人生を心からの「ありがとう」で締めくくれたらと思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?