大人遠足の想い出~鈴鹿サーキット~
2020年の9月にスタエフでの配信を始めた。大人になって、久々に学生時代のサークル活動を思い出すような場所だと思えたのがスタエフだった。
2024年に入ってから、仕事の都合でほとんどスタエフアプリに触れていなかったけれど、どうしてもピアノを弾きたい衝動に駆られてライブ配信をしてしまった。そしてそのついでに、気になる配信を聞いた。
その中で、私がつながっている一人の配信者さんが近々鈴鹿サーキットのレースに参加することを知った。日付を見ると、ちょうど、用事もなく行ける!と確認できたので、すぐに鈴鹿に行くと決めて段取りすることにした。
何か、見えない糸に引っ張られて、すべてが動かされているような流れだった。もし、私がピアノを弾いてライブ配信をしたいという衝動に駆られても、それを無視していたら、そこにたどり着かなかった。
本当に、ふと思ったことをすぐやってみるってことのつながりって、きっと何か自分に知らせるきっかけをくれるんだと、今回も確信が持てた。
レースの結果としては、今回は予選で終了という形にはなったが、それが、私にとっては、(きっと本人にとっても:笑)最高の形だった。
私としては、最後表彰式まで見届けるつもりで、遅くなることは覚悟していたので、時間的余裕は十分にあった。だから、その分、彼の思いをいっぱいいっぱい聞くことが出来た。私にとっては、本当にベストな形での、彼のレース見学、応援だったと思った。
今まで何度かレースの応援に行こうと決めるたびに、不意の用事が入ったりして、いろんな都合で行けなかった。ほかの人たちが楽しそうにみんなで応援するライブ配信をこっそりおすそ分けしてもらってきた。それが今回、突発的に行くことが出来て、ゆっくり話をする時間も持てて、今後の自分の人生においても、とても有意義な出来事だった。エンジンを起こすやり方(?)も教えてもらって、「これで今度から私もこの係でお手伝いできるね、作業着着てこないとね。」と役目を見つけられたり、バイクにまたがったりするというオプションも嬉しかった。
彼がつながっていた別の配信者さんとも、今回、初めてお会いできて、何とも言えない懐かしさを感じた。私は全く知らない方だったが、その配信者さんは、レースに出た彼が畑についても配信していることでつながった方だった。
実は、私の父も畑作業が好きで、という話を深めているうちに、なんとなく、私の母に雰囲気が似ているなとも思った。
彼が縁でつながった、その配信者さんのことを、両親にも知らせたくなった。まさか、そのレース応援に行ったことで両親のことまで思い出すなんて、思いもよらないことだった。
私がスタエフを始めたきっかけは、祖父が寝る時に本を読んでくれたことが、そういえば嬉しかったなあ、朗読だったら自分でネタを考えなくてもいいし、なんとか続けられるかなあ、ちょっとお試しでやってみようと思ったのことだった。
彼のバイクに関する配信でおじいちゃんのカブに箱で乗せてもらって感じた風を思い出させてもらった。
ほかにもいろいろ、おじいちゃんを思い出すシンクロがいっぱいあった。
そういえば、彼のレースのお手伝いをしている人とお話しする中でも、四国のことが登場した。
彼との別れ際、「死ぬときに後悔したくないから思いついたことはすぐにするねん。」と私が言ったら、「俺もそう。」と彼が言った。
今回、初めて、バイクのレースを間近で見たからこそ、その意味が、私の言ったことの比較にならないくらい、重みがあるものだということは感じられる。そんな彼とこんな意見交換を出来たということはこれからの私にとって大きな勇気となった。実際、この一日を通じて、色々あった心の重荷がスカッと晴れ渡った。(課題の一つ一つはこれから自分が向き合ってクリアしていくことではあるけれども。)
「49歳から挑戦始めたから、49の番号でこれからも参加する。」というその番号も、私にとってはとても意味のある数字だ。
人生の残り時間、こうして出会えた大切な人たち、出会えるように取り計らってくれた夫に、ただただ感謝。
今回、ピットに行き着くまで、「あなた一人じゃ心配だから。」と一緒に来てくれた夫だった。そしてその夫も、初めてリアルで、間近で見る現場に感激していた。
これからもよろしくお願いします。
久々に音声配信収録してみました。
やっぱり大切なことは、できるだけ、声で、直接。
本人だと出来るだけ認識できる形で…。
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