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自分で良かったと思えた日

諦めなければ、きっとどこかにたどり着ける。ここに来るために今までがあったんだって、そう思えるときが来る。先に不安がないわけじゃない。だけど、あんまり心配の気持ちは出てこない。根拠のない自信が必要ってことをいろんなところで見聞きして、一体それって何だろう?って思ってきたけれど、これがもしかしたらそれなのかも知れないなって今思う。

全ては自分の鏡、その言葉で自分を追い詰めてきた。嫌って思う人がいても、この人は私に何かを気づかせてくれる人だからって、自分に言い聞かせて、泣きたいのに一生懸命笑顔を作って、自分の本心を押し込めてきた。ある意味、全ては自分の鏡って言うのは真実だと思う。だけど、私はその受け取り方が未熟だった。きっと。きっと、って付け加えたのは、まだその真髄に心から納得していないからだと思う。(笑)

そういえば以前「そんなに自分を責めなくてもいいのに。」とか「もうちょっとずるくなっても良いのに。」とか言われたことがあったことも思いだした。

理論で自分をがんじがらめにして、自分を枠にはめようと一生懸命になっていた。同僚に「なんかのありがたい宗教みたいな考え方」って笑われたこともあった。自分が嫌だって思うものは嫌って思っていい。嫌って思うものは遠ざけていい。相手が間違っているって思うときはちゃんとそれを主張していい。何もかも全ての原因が自分にあるって思わなくていい。自分のせいって思わなくていい。少しずつ、少しずつ、自分の中で格闘して、ちょっとずつ進んでそんな鎖から自分を解き放っている気がしている。

自分を好きになれた分だけ、周りにも、嬉しい鏡が一杯になるのかも知れないって、今日心から思えた。理論とかキレイゴトじゃなくて、心からそう思えた。

必要以上に自分を落とし込めなくていい。何も偉そうにする必要はないけれど、そんなに自分を卑下しなくていい。あなたにだって良いところはたくさんある。人はみんな、それぞれに何かを持っていて、お互いにそれを補充し合っている、すごい人だなあって思う人がいても、その人から見たら、私の何かを「へ~!」って感心してくれて驚きだったけど、とっても嬉しかった。そんな発見につながる会話を交わせたことが心から嬉しくて楽しかった。

私は何かの考え方に当てはめて自分をがんじがらめにするのは好きじゃない。自分の心が本当にそう感じているかどうか、ただそれだけが全てだって思う。その方が自分が楽で幸せだって思う。そして周りもそれに合わせて幸せな環境になっていくんだろうなって思った。

今まで働くことがこんなに幸せだって思ったことがなかった。働くことがこんなにも楽しいことなんだって思ったことはなかった。

私は人が好きなんだって思った。機械に向き合っての作業や、スピードや量をせかされることが仕事だと思ってきた。それにそぐわない私は世の中の落伍者、落ちこぼれだと思ってきた。私は能なしだと思ってきた。

そうじゃないって思わせてくれた、そんな職場に出会えたことに、本当に心から感謝です。好きなことに出会えたら、さらに次の好きが広がっていく。今、そう思っています。好きを大事にしていこうって、自然体で思える自分が好きって、今、心から思えます。


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