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"きっとあなたも好きになる。"地方移住で見つけた、親子で楽しむスケボーの魅力

こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。スケボー初心者のRINGOママです😊

■はじめに

私は現在、有志の仲間たちと一緒に地元にスケートパークを作りたい!という想いを実現するため活動しています。

そこで今回のnoteは、私が東京から長野に移住するまでのいきさつと、スケボーを始めたきっかけについて、書いて行きたいと思います。

気軽に見ていただけたら嬉しいです♪

■子供時代とスケボーブーム

80年代末期の東京。ある日、アメリカで暮らしていたちょっと年上の幼馴染が、スケボーを持って帰って来ました。

その時の事は、今でもよく覚えています。それはDOGTOWNの絵柄が付いた、かなり使い込まれたスケボーでした。私の兄に手渡すと、乗り方は教えてくれずに(!)またアメリカに帰ってしまいました。

当時のスケボーといえば日本ではまだ高級品。とても子供がお小遣いで買えるような代物ではありませんでした。そして、兄が独り占めしていたので、私は結局 触る事さえ出来ませんでした。

その後、90年代になるとスケーターブームがやってきます。

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映画mid90sより。

ブカブカのパンツにTシャツ。vansのスニーカー。中学に入ると、私は公園でスケボーの上手な男の子達と仲良くなりました。彼等はいつもスケボーと一緒で、移動の時に乗ったり、物を飛び越えて遊んだりと楽しそうでした。

しかし道路や公園の規制が厳しくなり、禁止される場所が増えていくと、スケーターを見かける機会が減って行きました。彼等は一体、どこに行ったのか。当時の私には、知る由もありませんでした。

■はじめての横乗り体験

やがて高校に進学すると、私にもついに横乗りスポーツを体験する機会が訪れます。はじめはスノーボードでした。スケボーに似た自由な空気感が魅力で、当時のスキー場では人気を二分していました。

また、サーファーの友人に誘われてサーフィンを体験した事もありました。

その頃の日本映画といえば…!↑

何度か試みましたが、動く波や海水が苦手で、思うようには楽しめず。それでも、サーファーは社交的で魅力的な人が多く、常に憧れの存在でした。

その後、何年も経ってから訪れた旅先のハワイで、幼馴染の家族と子供達に再会。親も子供も皆、スケボーやサーフィンを思い切り楽しんで暮らしていました。

特に印象的だったのは、ハワイの人達のライフスタイル。海や山が身近にあると、自然と環境を大切にしよう、という意識が芽生えるのかもしれません。

環境が人を作るなら、東京という場所が私を作ったのは事実。しかし大人になって、改めて自然の中で遊ぶ喜びを知ると、不思議とピュアな気持ちになれました。子供がいたら、自然の側で暮らすのもいいな。と考えていた矢先、妊娠が判明。

娘が産まれたのを機に、夫の故郷である長野県へと移住したのです。

■ローカルスケーターとの出会い

移住してしばらくは、慣れない子育てや仕事などで、あっという間に時が過ぎてしまいました。そして3年ほど経過したある日。

私は、上田市の雑貨屋さん THE PITHで、スケボーのイベントチラシを持った青年と知り合いました(※以降Y君)。

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Y君は店長の友人で、地元のスケーター。私がヨガを教えていると聞くと、それならいつか、一緒にイベントが出来たら面白いですね!という話になりました。

互いのSNSをフォローし合い、改めてY君からメッセージが届いたのは、それから更に1年後の事でした。

■自分だけのスケートボード

イベントの日程が決まると、早速 Y君がヨガの体験に来てくれました(スケーターはフットワークの軽い人が多い!)

そして、今度はスケボー教えますよ。と声をかけられた時、まるで小学生の時の自分に、話しかけてもらったように感じました。この時、私はずっとスケボーをやってみたかったんだな、と気が付きました。

その後私は、自分用のシンプルなスケボーを1台購入。(お店の人に聞きながら、初心者向けのコンプリートモデルを選択しました。) 

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ちょっとしたリサーチのつもりで買ったスケボーでしたが、コンパクトなサイズ感が、ちょうどいいんですよね。そんな私の浮かれた様子に、夫や娘も興味津々。

やがて2人とも、スケボーやってみたい!と言い出しました。Y君に相談すると、全員まとめて面倒を見てくれるというので、みんなで教えてもらう事になりました。

■いざ!スケボー体験会

さて体験会で訪れたのは、上田にあるモンスタースケートパーク(体験会は要事前予約。)という室内施設。私が住んでいる町からは、車で1時間ほどの場所にあります。

はじめての、スケート専用パーク…。中に入ってみると、設備のクオリティと迫力に、圧倒されました。

ドキドキしながら受付を済ませ、準備を整えるとまずは基本の乗り方や扱い方を習います。

体験会はとにかく楽しくて、あっという間の2時間でした。娘はまだ小さいので、途中から遊び始めていましたが、Y君やパークの雰囲気がすっかり気に入ったようでした。

私も、この施設がいかにスケーターの安全性や走行性を考えて作られた物なのか、よくわかりました。

体験会が終わると、徐々に常連のスケーター達が集まって来ました。子供も大人も仲が良くて、自然とあいさつを交わし、互いに譲り合って場所を共有しています。こうした皆の立居振る舞いが本当にかっこよくて、とても参考になりました。

これからスケボーを始めてみたい!と考えている小さなお子さんや初心者の方には、可能であれば経験者と一緒に練習するか、スケボー体験会などへの参加をお勧めします。それには、3つの理由があります。

①安全な乗り方や転び方、基本のルールや練習方法などを教えてもらえる
②継続して練習できる場所や、相談できる人が見つかる
③一緒に滑る仲間がいる事で、刺激やモチベーションになる。 etc…

スケートボードは、不安定な乗り物です。いきなり乗って頭を打ったりしたら、大変ですからね。初心者は特に気をつけましょう!

■親子で楽しむスケボーの魅力とは

この日の体験会で分かったのは、スケボーは常に、誰にでも開かれているものだという事。年齢関係なく、いつ始めて、いつやめても良いのです。

スケボーには単なる遊びや、スポーツといった枠を飛び越えた自由な精神が根付いているので、誰もが一緒になって楽しさを共有出来るのも特徴です。

昨年発表された南カリフォルニア大の調査によると、スケートボード文化の特徴として国、人種、性別、年齢などで差別しないダイバーシティ(多様性)があるという事がわかっています。(参照:https://the-ans.jp/column/110916/3/)

そして今年、ついにオリンピック正式種目にも選ばれました。新しい時代を迎えるにあたり、こうした競技で日本人がトップに立っているというのは、素晴らしい事だと思います。

また、小さな子供を持つ親にとっても、メリットがあります。これまで1つの事や、1つの種目をずっと継続することが良いことだと考えられてきました。しかし近年、子供たちの発達や発育には、様々なスポーツ活動や運動に主体的に関わることが大切だということもわかってきました。

スケボーは、あらゆるスポーツや趣味と両立でき、なおかつ世界中で楽しむことができます。

公益財団法人ライフスポーツ財団の研究によると、特に幼児期の子供達は「あそび」という自由な環境の中で、親子のふれあいや、友達との協調性、思いやりなどを学んでいく大切な時期です。

親子で一緒にコミニケーションを取り、遊びながら運動する機会を得ることで、子供たちの心や体の発達に良い影響を与えるのはもちろん、親自身の育児ストレスや運動不足の解消にもつながるのです。

■終わりに

長野県に移住して、ちょうど6年が経ちました。

越してきた当初は、東京とのあまりの違いから、孤独や不安にさいなまれることもありました。しかし夫や、義母の献身的なサポートがあったお陰で、再び自分らしい仕事のスタイルや、生き方を取り戻すことが出来ました。

子供と一緒に、親も日々成長し続けているのです。

そんな中で見つけたスケボーは、運動経験のない私でも、気軽にスタートすることができました。今では大切な、親子のコミュニケーションの機会にもなっています。

もし、何かきっかけを探していると言う方は、最寄りのスケボーショップやスケートパークに足を運んでみてください。

そしてぜひ一度、体験してみてください。恐怖心を乗り越え、ローラーのついた板に足を乗せる。たったそれだけのことで、見慣れた景色が変わります。

そしてきっと、あなたも。スケボーが好きになってしまうでしょう…!


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