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教師の名言・格言 その6     「注意した事例を使って、全体指導する」

教職についていると出会ったり、浮かんだりする言葉があります。それらを自分なりに名言・格言としてみました。

No.012 「注意した事例を使って、全体指導する」

あまりよい表現ではないが…。
例を挙げて説明しよう。
「悪いことをした場合、ウソをつかず、ごまかさず、正直に自分のしたことを話すことの指導。」である。
今までに叱ったり、注意したりした児童を例に挙げる。
「○○君、正直に話した場合、先生はいつまでも、何度も叱りましたか?」
当然、答えは「いいえ」である。
叱る時は、「端的に短く」「次はしないように」と注意。
それを子どもたちに話すのである。
実際に叱られた子どもが証言しているのだから信用する。
また、上記の叱っている様子を見せるのも有効。
その状況を見て、
「ああ、悪いことをしても正直に話す方がいいんだ。」
と子どもに思わせる。
信用させる、信頼させるのである。
また、逆にうそをついたり、ごまかしたりした場合。
容赦なくその「うそ」「ごまかし」について追及する。
そして、きつく叱る
どれだけ、その行為がいけないかをみんなの前で示すのである。
「ウソをつく」のが、この先生にとっては「悪いこと、失敗することよりもいけないのだ」と思わせるのである。
そうすることで、子どもは悪いことをしても、失敗しても正直に話すようになってくる。
「なってくる」のである。最初からなかなか信用はしてもらえない。
子どもと教師の信頼関係を築くには、時間がかかるとみておこう。

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