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Jpopにおける、「幸せ」の定義まとめ。

みなさんはback numberの「瞬き」という歌を聞いた事がありますか?
「しあわ〜せ〜と〜は〜」から始まるヒット曲です。
私はこの曲を聞いているとき、ふと、幸せの定義しているのすごいな〜と感じました。
そこで今回は、幸せの定義をしているJpopを集めてみました!

以下にいくつか幸せの定義をしているJpopの歌詞を紹介します。

幸せとは 星が降るよると眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘をさせることだ

「瞬き」back number 2019

本当の幸せって 物や場所じゃないから
誰と過ごすかを
もう誰かと幸せを探せているなら
その人に何を与えられるかだと思う

「OUR ALWAYS」UVERworld 2021

喩えば何不自由ない世界を生きたとして
幸せとは完結しない幻想だと知るだろう

「Fata Morgana」妖精帝國 2014

あなたがいて、わたしになる
幸せとはきっと、ひとりきりじゃつかめないもの

「やさしい気持ちで」Superfly 2009

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に出会えることを 人は幸せと呼びます

「糸」中島みゆき 1992

気付いたの 幸せとは
そっと寄り添うことだと

「メトロ」谷村新司 2009

不満もなんもない毎日 愉快で呑気な毎日だ
幸せとはこのことだ 僕は笑顔 でも知らねえ

「ドースル?」奥田民生 2002

幸せとは愛する人と一緒にいること系が多いですね。甘い。
個人的には「ドースル?」の定義がいいな〜と思いました。



では古代の哲学者たちは幸せをどう定義していたのでしょうか?少し見てみましょう。

幸福は最大多数の最大の幸福をもたらす行動によって達成される。

ベンサム

幸せは本能的な愛の感情に身を任せることで見つかる

ラッセル

幸せとは力があると感じることである。抵抗を乗り越え、成長を感じることだ。

ニーチェ

幸福は身体的な快楽と精神的な安定によって達成される。

エピクロス

幸福は欲望や欠乏の解消によって達成される。
一時的な欲望を超越し、欲望のない状態に至ることが真の幸福である。

ショーペンハウアー


こう見ると、ラッセルの定義が現代のJpopでは広く受け入れられていると言えそうですね。確かに一番わかりやすくて甘い。

奥田民生はエピクロスの定義に近い考えた方をしていますね。

妖精帝國はショーペンハウアーの定義に賛同しつつ、真の幸福に至ることはできないと主張しているように見えます。



こう考えると、どんな作詞家の「幸せ」も、古代の哲学者が先に考え尽くしている気がしますね。

ヒット曲は多くの人の共感を呼んでいる曲なので、一番わかりやすくて実感しやすい、ラッセルの定義する「幸せ」が多いのは、必然なのかもしれません。


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