「傲慢と善良」読みました#読書の秋2022
noteフェス今日のお題は「読書の秋2022」
ちょうどこの前読み終わった本について記事を書こうかなと思っていたところでした。
この前読み終わった本とは、
「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」
の著者、花田菜々子さんに選書して頂いた本のうちの一冊、
※選書していただいた話はこちら↓
(https://note.com/ringabell1201/n/n3ef9608a4c19)
辻村深月さんの「傲慢と善良」です。
辻村深月さんの本では「かがみの弧城」を読みました。
これは姪にすすめてもらったのですが、
不登校の少年少女たちの心情がありありと書かれていて、小説なんですがとても勉強になる本でした。
この本を読んで、不登校ってなにもいじめや人間関係などの明確な理由だけが理由じゃないんだ、と知りました。
しかも後半から怒濤の伏線回収で、そういう分野をミステリ、というのかわからないけれどとにかく一気に読み進めてしまいました。
それでこの「傲慢と善良」の話です。
婚活と恋愛が題材なのですが、最初から婚約者が失踪するというミステリ要素があって読み進める手が止まらない!
しかしミステリだけでなく、題材は婚活なのだけど、人の人生や価値観の奥に踏み込んでいくところがたまらないんですね…。
心情が本当にリアルに書かれていて、うわーあるある…と、何度思ったことか…。
そして、婚約者のことを調べていくうちに、オセロのように白から黒へ裏返っていくところがゾワワっとします。
出てくる婚約者の母親。これがまたすごい曲者で、ああこんな親にはなりたくない、でも、もしかしたらもうなっているんじゃないか…とすごく考えさせられました。
かがみの弧城もそうでしたが、全親に読んでほしいなと思いました。
そして恋愛に悩む方々にも!
姪っ子が昨日受験対策しにうちに来たのですが、つい、これ読んでみ!って渡しちゃいました、受験生なのに…
そのくらい、おススメしたくなる一冊です!
推しの推し本はやっぱり推しでした😆
居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!