りんりん通信 番外編vol.3 (2020/02/21更新)
ハンディキャップやマイノリティというテーマをファッションと絡めて書きたいなーと思って、行ったイベントや見に行った施設を少しシェアしようかなーと思います 。
ワールド北青山ビルの1Fで2月1日〜6日まで行われた、わたしとコートと◼展。
障害を持った人が抱えるファッションの悩みを一緒に考えて、リデザインして、服を作るワークショップをやったりする「みなとコオフク塾」。
そことワールドさんのコラボ企画でコートにフォーカスした回の成果発表の展示でした。
初日の1日には、成果発表ファッションショーと題して、作品の解説と、車椅子利用者が着たときや、に着せたときの実演をしていました。
ファッションにネガティブな思いを持ってる人を減らすために、みんなが楽しめるようにという考え方は重要(アローズもそういうレーベル作ったし。)だなと、作品見て感じました。
それと同時に、アウトドアウェアや、ミリタリーウェアって適材適所なシーン、ニーズに合ったディテールが施されてることを考えると、なぜ、今まで車椅子利用者にとって、快適にそしてオシャレを楽しめるような服が考えられてなかったのだろうと思いました。
*書き足し*
乾癬の疾患啓発プロジェクト|トップページ (kansennet.jp)
多様性ある服作り、DXで進化。ファッションディレクター、軍地彩弓氏が描く未来 | ハフポスト PROJECT (huffingtonpost.jp)
HIKANSEN projectという乾癬患者に向けたファッションのプロジェクト。
* * * * * *
わたしとコートというだけあって、
来場者が自身とコートとの思い出を書いて貼っていくボードがあった。
なんかほっこりなやつもある。
服ってこうだよね、っていう。
ちなみにぼくも書きました。
なんだそれ、
ここにはカフェも併設されていて、それも障害者に関係するもの。
FikaFikaっていう、ざっくりいうとスワンベーカリー的なお店が出展していました。
それもワールドグループがプロデュースしているという。そんなこともやってたのか!っていう、、、
イベント用に作られたクッキーもかわいいかったし、ラムレーズンのケーキもラム酒感がちゃんと香って美味しかった😍
第二部?みたいな感じで、Fashion Studiesとのコラボ企画でトークショーが行われました。
めちゃ面白かったです。
アパレルとかディベロッパー、バリアフリーに関心ある人、当事者とか、登壇の関係者とかサステナビリティ界隈の人とかそういった人が来場していたのだろうけど、、個人的には、テナントで入ったりする小売の店員や店づくりをするような?(店長とか)人に聴いて欲しい内容だと感じました。
聴きながらTwitterに連投した内容がこちら↓
「 出店先のテナント料とか、予算に対しての黒地赤字のレベルで商売してたら、ますます売り上げ落ちたり、お客さんの少ない閑散とした売り場風景になってしまうのでは?って、小売で働いてる身として思う。
ECでどうにかなる時代だから如何に来店していただけるか、当然買ってもらわないことには予算に達成しないかもしれないけど、来てもらえない、行きたいと思わせられないことには店舗がある意味ないし、買い物をしに行く場所というよりも、とりあえず中に入りたいというお店の方が多分良いのかな?
お客さんもお店も、物販があるコミュニティスペースくらいでおもってればいいんじゃない?
めちゃざっくり言うとね(笑)
店員さんとの会話をしにきたついでに買うとか、会話したいだけで来店して、今回は買い物はしないでも。
売るための接客じゃなくて、売らない接客、売らないお店の設計が重要かも 」
売らない店づくり的なことをおっしゃっていた登壇者がいて、大変共感いたしました鈴木です。
( https://twitter.com/Ring40910/status/1223464047930068993?t=m1g71fjw8O1z445ABXp8MA&s=19 )←ツイートのリンク
<車椅子利用者はコートなんて着ない>
登壇者の1人が車椅子のお客さんに言われたそうです。
少しハッとさせられました。
いや、考えたらわかるんですけど、考えたこともなかった。
トイレに行きづらかったり、ポケットが少なくて不便だったり、、通常ならカバーされる脚も車椅子に座ると前見頃が上がってしまって、足が寒いとか、、
こういった懸念材料を解消するリデザイン作品が発表されていました。
トークの登壇者にマルイの方がおり、その中に、マルイグループのダイバーシティ&インクルージョン施策について触れており、その中で有楽町マルイのバリアフリーな試着室「みんなのフィッティングルーム」の事例が紹介され、興味深かったので、出勤前に行ってまいりました!!
場所は7階ビサルノ(マルイのオーダースーツ売り場)。
みんなフィッティングルームはその名の通り、みんなのためのもの。健常者、車椅子利用者(+介護者)、親子連れ、夫婦、カップルなど、、、そのため広々とスペースが確保されています。
①
②
こんな風に2部屋用意されており、"みんなの"なので、ビサルノではないお客さんも利用可能となっています。
入り口の配慮にさらに感心。
筆談用のボードと照明を調節できるスイッチ。
ちょうど、行った時にここを作った張本人、須藤さんがいらっしゃったので、解説してもらったり、話を伺いました。
簡潔に2点。
●会社には、"無駄なスペース"と言われたり、お金がかかるだけでリターンが見込めるイメージがつかない、もっと買い場を作った方が良いという感じのことを言われたりしたみたいです。
⇒それでも強行して作って、蓋を開けてみると、むしろ売り上げが伸びているそう。今までのお客さんと合わせて、その試着室を必要とするような新規顧客の獲得でき、お金を落としてくれるから。
●「みんなの及第点」を詰め込んだ。
だれかの100%だと、他の人に対しては不十分になったり不満を生んでしまうから。
⇒車椅子利用者にだけのために作ったら、他のハンディキャップや健常者などには使いづらい部屋になってしまい使ってもらえなくなる。
すみません、あんまり完結じゃない(笑)
オフィシャルの動画はっておきます。
須藤さんに名刺をいただいたのですが、それを見たらそこにも仕掛けが。
点字!!テンション上がりました🤩
機会があれば見に行ってみては?笑
こんなところでおわりまーす
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?