「ありがとう」の本当の効果
人は少なからず誰かの役に立ちたいと思っています。
たとえば、子供達が、何かお手伝いをしてくれた時に、かける言葉で、「えらいね」とか「よくやった」とか言っていませんか?
こう言う時一番いい言葉は「ありがとう」なんです。
✅親と子でも対等な人間
子供がどんなに小さくても、まだ成長過程だとしても子どもは一人の人間です。
ここを間違っていると子育てがうまくいきません。
わたしの教育方針として15歳になったら、大人として扱うというのがあります。
15歳といっても、まだまだ金銭的援助は必要でしょうけれど、意見を求める時、話し合う時などには、大人の人間と話しているのと同じ様に扱うということです。
そういう風に、子供は親の従属物ではなく、個としてなりたっています。
✅ありがとうの意味
子どもが何かの役に立ってくれた時、かける言葉でいいのが、「ありがとう」といいました。
これは、「えらいね」とか「よくやってくれた」と違うのは、対等な人間にかける言葉だからです。
たとえば、自分の上司が何かをしてくれた時、「えらいですね」なんていったら角がたちませんか?
でも、「ありがとうございます」なら、すごく自然です。
これは子供達にも言えて、「ありがとう」の言葉は、一人の人間として認めている証拠になります。
かける言葉で、全然意味が違ってきます。
✅まとめ
今回は「ありがとう」の言葉だけに注目しましたが、子供を一人の人間として扱う時、親がするべき態度とはなんでしょうか?
それは、何かをしてくれたら、褒めるのではなく、感謝の心を表すのが対等の人間同士のやり方です。
褒めると言うことは自分が上の立場で、褒められた対象の人は下と言うことになってしまいます。
それでは、いつまで立っても褒められたいがために何かをすることになってしまいがちです。
逆に感謝の言葉をかけると言うことは、子供たちに自主性が生まれます。
この人を喜ばせたいという気持ちにさせるのが、「ありがとう」なのです。
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