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今耳触りのいい音楽が等身大のわたし

7月の振り返りをゆっくりしたいけれど、今夜やろう。

思えば先週は、人との約束を入れすぎて平日があっという間に過ぎ、今ここにいる自分を感じる時間がとれなかった。

好きなものなんて、そういくつもホイホイできるものじゃなくて、好奇心が旺盛なわたしだからこそ、そのことがよくわかる。いつか飽きるものには出会った瞬間の強烈なしっくり感があったり、スルメのように噛めば噛むほど味があるモノやヒトは最初ものすごい違和感があるのに惹かれたりする。どんどん惹きこまれていくような「好き」って、そんなに沢山出逢えるわけではない。それはそうだよな、と思う。人は自分の眼を通して世の中を見ているのだから。魅力的なものはたくさんあるけど、「わたしにとって」という言葉を付け加えると、極端に数が絞られていく。

しかし、音楽でいう「わたしにとって」はなんだか不思議。前の仕事がつらかったときにひたすら聞いていた曲を聴くだけで、過去の自分からのエールをもらえるような気がして、好きとか嫌いでは測れない。

RADWIMPS、SUPER BEAVER、aiko…。2024年7月のわたしは、これらの曲を好きな自分で日々の課題と闘った。そこに再参戦のMr.Children。

つい先日、前職でもっともお世話になった上司のキャリアについて話を聞いて、いまの自分の仕事を振り返る。そして、2年前にあのバスで通勤しながらMr.Childrenを聴いていた自分の情熱が今ただボーッと座っているわたしの背中を熱くした。

今わたしが聴きたい曲はありのままのわたしだ。ときの流れの中でたまたま出会った人、憧れて好きになった人、夢中になった仕事、それらを表現してくれているものが音楽。昨日のわたしだって想像しなかった今日のわたし。こうして等身大のわたしは上書き保存されていくのかもしれない。


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