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オーストラリアは持ち込み制限が非常に厳しいが意外に手持ちはゆるい? -シドニー赴任準備-

シドニー赴任帯同に向けて、準備を進めるにあたり知ったのは、オーストラリアは持ち込み制限が非常に厳しいということです。オーストラリアへの持ち込みのルートは、航空便・船便・手荷物とあり、それぞれ持ち込めるものの種類が異なります。

全般的に持ち込み制限されているもの

オーストラリアは豊かな自然・固有の動物を守るため、特に植物や動物などの持ち込みに非常に敏感です。生きた生物の持ち込みが厳しいのはもちろん、卵・乳製品・肉・魚・種やナッツ・木や藁を使った製品・動物の毛など動物を使った製品なども、細かく条件が設定されています。また、医薬品も送ることができず、手荷物でもっていくしかないです。手荷物で持っていける量も制限があります。
規制対象物はその時の世界の環境状態によって適宜変更されるので、きちんと最新の情報を得ることが大切です。詳細は在日オーストラリア大使館の情報を確認するとよいです。

手持ち検査は案外ゆるゆる

私は船便・航空便の輸送業者さんから、木やわらでできた製品がだめなのでかごバックもNGと言われ、どうしても持ち込みたかったら手持ちで持っていって検疫でOKされるか試してみるのがよいと言われました。買ったばかりでお気に入りのバッグだったので、現地の季節は冬でしたが、手持ちで持っていきました。ちゃんと申告して、検疫のおじちゃんに見せましたが、「あ~そんなの大丈夫だよ」と笑って一発OKでした。知り合い情報やネット情報もかごは厳しいとよく耳にしましたが、案外気にしすぎなのかもしれません。

輸送業者からはカップヌードル醤油味も肉の塊が入っているから持ち込めないと言われました。こちらも手持ちでチャレンジし、ちゃんと食料を持っていることを申告しましたが、具体的な確認もされずにOKでした。

申告をしないと多額の罰金を支払う羽目になる可能性があります。逆に、申告をすれば何を持っていても、罰金にはならないので、迷ったら申告しておくと安心です。没収される可能性はあるので大事なものでぎりぎりラインのものは持っていかないのが安全かもしれません。

船便・航空便のすみ分け

航空便は通常1週間程度のところ今は2週間くらい、船便は通常1~1.5か月程度のところ3か月程度かかると言われました。日本での生活があるので、前もって送るわけにもいかず、出発数日前に船便も航空便も送りました。

航空便は国によらず危険物がNGなので、リチウム電池やアルコール入りの化粧水、洗剤やマニキュアなど、様々な日用品が該当します。

調味料など含め食品系はすべて航空便ではなく船便に入れるように言われました。到着直後、買い物をばたばたしないように済むためにあらゆる調味料などを購入しましたが、船便だと到着まで3か月程度かかるためすぐ使えないですね。まあ日本で買う方が全然安いし、手に入りにくいものもあるかもしれないのでよしとします。

持っていた食器や調理器具はすべて持っていきました。加えて、和食器は新しいものをたくさん購入して持っていきました。航空便だとスーツケースと同じで荷物が投げられてしまう可能性があるので、割れ物は入れない方がよいとのことで、食器は船便に入れました。一部フライパンや鍋や調理器具などすぐ使いたいもので割れないものは航空便に入れました。

事前にいくつかイメージはしていたものの、実際は業者の人と話しながらその場で変わっていくので、何がどっちに入っているかわからないものも多数あります(笑)船便・航空便・国内の保管先への引っ越しを朝から夕方までかけて行いました。引っ越し作業の当日、業者が食器を何個、衛生用品を何個などリストを作ってくれて、そこにだいたいの金額を書き込みます。後日、申告が必要なものはリスト化して個数と金額と内容を提出する必要があり、なかなか面倒な作業でした。

送付先は送付時点で決まっていない場合、現地に行って物件を探して住所が確定してから連絡するとその住所に送ってくれます。保管期間が長くなるとお金がかかることがあるみたいですが、今は輸送期間が長くなっているからちょうどよいかもしれません。

私は隔離ホテルで遊ぶためにSwichを手持ちで持ってきたのですが、電源コードを忘れるというミスを犯しました。。どこにやってしまったのか覚えてないのですが、せめて航空便に入っていることを期待して航空便を待ちます。

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