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rina
2021年9月27日 20:36
光が降り、そして差す。木漏れ日は温もりを湛え、精いっぱいに降り注ぐ。そして垣間見る。姿が映し出される。空へと登る一筋の柱。その柱の内側に、2人。暗い森の中で、異質に光る男女の2人。女が男の頭を抱えながら、降り注ぐ光を遡ろうと、空に首を伸ばす。顔は照らされていて見えない。聞こえるのは、歌。慈しみに満ちたその声は、少しずつ光を淡くさせる。まるで、持って行くなと泣くように、そう聞こえ