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憧れのホテルに宿泊して得た大きなもの

先日、ついにアマン東京に宿泊してきた。

こちらの記事で完結としていたが、今回は実際に宿泊してみての体験を残しておきたいと思う。

憧れのホテルに宿泊するということ

『その場に居る自分』を想像しては、ドキドキしていた宿泊数日前。
いったいどんな自分がそこに佇んでいるのか。
場違いな感じにならないだろうか。
そんなことを考えていた。


ラグジュアリーホテルは数あれど、私は初めて一人で泊まるラグジュアリーホテルを自分の中で憧れ最高峰のアマンに定めた。

宿泊予約に至るまでの葛藤とそこから発生してきた内省の旅は、上記の記事シリーズで綴っているので良かったらどうぞ。


それにしても、一泊で家賃2か月半分である。

なんのために…?
そう思う人も少なくないだろう。

しかも、私はまだ起業走り出しで、生計を立てられるほどの収入は得られていない状況。

頭、おかしくなったんじゃないの?
きっと以前の私なら、そう思った。

さらに頭おかしくなった話をすると、流れ的に「今」だったからだ。
今体験する必要がある」と強く感じたからだ。

アマン東京に到着

驚いたのは、自分の反応

アマン東京に到着。
1Fのエレベーター前にはすでにホテルマンがいて利用目的を聞かれた。
宿泊である旨を伝えると、上階のフロントまで案内してくれる。

私の心拍数は変わっていなかった。
とても落ち着いていたのが、自分でも驚き。


チェックインを済ませ、部屋まで案内される。
目の前に広がる洗練されたデザインの部屋。
憧れのホテルでの宿泊。

鼻血が出そうなほど興奮するんだと思っていた。
私の波動は確実に上がっていたが、心拍数はここでも変わらなかった。
鼻血は出そうにもない。

え?
これでいいの?

テンション爆上がりになるはずだと思い込んでいたので少し不安になったり(笑)

私の反応は真反対だった。
穏やかな安堵感と落ち着き、そして清々しさに包まれていた。

部屋からの眺め

夕食もホテルのダイニングで頂いたのだが、ラグジュアリーホテルのダイニングで一人ディナーコースを堪能する女。
しかも12月のクリスマスムード真っ盛りである。
抵抗がなかったかと聞かれれば、正直なところかなりあった。ホテルに到着する直前までは。


でもここでもやはり、私の反応は落ち着いていた。
いたって普通にディナーを楽しんでいられたのだ。

もちろん、ホテル従業員のみなさんの「品がいいけど親近感」という絶妙なおもてなしと、その場の「キラキラし過ぎないシックな空気感」のおかげでもあると思う。

なんともバランスの取れた居心地の良さ。

アマンXmas

別世界ではなく、私の世界

実際に泊まってみるまで、きっと別世界なんだろうと思っていた。
キラキラした憧れの世界。
夢のような世界。

でも良い意味で、そうではなかった。

憧れのホテルの広い部屋にひとりで過ごしている時も、
ホテルのダイニングでコースを堪能している時も、

自宅にいる時の私と同じだったし、
カフェでひとりお茶している時の私となんら変わりなかった。


私が居てよい空間だった。
私の世界だった

それがなによりも嬉しかった。

憧れの場所は、いつしか憧れではなくて自分の身近なものになっていた。

きっと、一番初めに泊まってみたいと思った頃の私だと、こうは感じなかったと思う。実際に宿泊に至るまでの数ヶ月の間、その間に私自身が変化したんだ。


やっぱり「今」だから意味があったんだ。

私はこの宿泊で私の世界が変わると思っていた。
でも違った。

すでに私は変わっていたんだ。
私はこの宿泊で自分の成長に気づくことができた。

とてもとても大きな収穫。

夜の部屋からの眺め

アマンという空間

私が落ち着いた精神でホテルステイを楽しめたのには、もうひとつポイントがあったように思う。

それは、アマンが作り出している空気感。

洗練され落ち着いたシックな和のデザインで見事に統一され、無駄なものは一切なく削ぎ落された空間は、まるで神社のような整えられた空気が流れていた。

そう。整った良い”気”の流れを感じた。
空間自体が持つ”気””エネルギー”がとても良質なのだ。


そんな良質な気の流れの中でアレコレと自分と向き合う時間を設けてみたら、説明するまでもなくポンポンと思考も良い流れに向かう。
今まで滞っていたものが流れ出す。

自分のこれから向かう先と自分の願いをしっかりと自覚することができた有意義な時間。
お借りしたこれまた質の良さそうな書き心地抜群のボールペンで、自分のノートにしっかり書きおろしてきた。


そしてチェックアウトの時間も近づいてきた頃、ふと、でもハッキリと感じた。

あ、私、またここに来る、と。

投資か、浪費か

一泊で家賃2か月半分を支払ってきたわけだが、それを投資ととるか浪費ととるかは大きな差だと思っている。

私はもちろん自己投資と認識して今回宿泊したけれど、人によっては浪費にも見えるんだろう。

良質のサービスを満喫したのはもちろんのこと、私は今回の宿泊で自分の成長に気づき、自分としっかり向き合い、見えてきたものがあった。

心の底から、本当に宿泊してよかったと思う。


そして、実はこの宿泊が引き寄せたミラクルが待っていた。
いや~、こんなことが起きるなんて…!!

それは、次回の投稿で。


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