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本: アメリカの医療政策と病院業
「アメリカの医療政策と病院業」をざっと斜め読みしました。
1.医療費の違い
アメリカでは医療費が1人当たり年間10万円以上と、日本よりも相当高額であるのはなぜなのか。
2.人口あたりの病床数の違い
米国内の地域による人口あたりの病床数に、相当の格差がある(P.61)のは、なぜなのか。
このような疑問を調べる手立てとして、アメリカの医療政策の歴史や制度などが描かれています。
3.アメリカの代表的な病院団体
アメリカ病院協会、カトリック病院協会、プロテスタント病院協会の3団体が主です(P.64)。
4.医療保障が公的ではなく民間に委ねられることになった背景
1935年の社会保障法の案では、年金、障碍、医療、失業の4つの精度からなる包括的な制度の構築を目指していたが、長期病院3団体が一致してかつアメリカ医師会とも連携して反対した。その論拠は、公的医療保障制度の創設が医療の社会主義化をもたらすとのことであった(P.68)。
他にも、病院のチェーン化、プロバイダーグループによる医療関連の実態、IT医療管理など興味深い内容が描かれています。
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