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スマホで始める映像制作

みなさん「映像」は好きですか?「動画」ではなくて、あえて「映像」という言葉をつかってみました。このワークショップでは、映像を作品としてつくったこともないし、そもそもつくろうという発想もなかったという方に向けて、映像は簡単につくれるし、こんなに楽しい!といった内容にしていきたいと思っています。

広告代理店のアートディレクターとして働いていた自分は、とくにコマーシャルフイルムに精通するような働き方をしていたわけではありませんでした。しかし、ネットメディアの影響力が高まるにつれて、動画を仕事で扱う機会は増え、いくつかかたちにするようにもなりました。平面的、静止的なデザインの仕事を専門にしていても「動く」ということは大きな魅力です。

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動画をつかった自分の仕事の例

映像にそこまで興味がなかった自分だからこそできる角度からのワークショップになれば…

この作品が、映像に興味をもたせてくれた

学生時代ほとんど映像に興味のなかった自分は、美術大学を卒業するまでとくに「映像作品」といったものを自主的につくろうと思ったことはありませんでした。どちらかというと「インタラクティブ」といったブラウザを介して触れるものに興味があった(Flashをつかったりして卒業制作をつくっていた)当時のことでした。

先輩に、ある作品をみせてもらい衝撃をうけたのです。

The Chemical Brothers「Star Guitar」のミュージックビデオ。この作品は、著名な映像監督であるミシェル・ゴンドリー氏の作品で、じっと見ているとあるとてもおもしろい仕組みに気づく作品です。恥ずかしながら、自分は、一度見ただけでは気づくことができず、2回目で「うわー!そういうことか!」と衝撃をうけたのでした。

おもしろい仕組みがわかる動画はこちら

当時、ストーリーを考えることが苦手だった自分は、この作品に出会ったことで「アイデアのある仕組みを考えれば、おもしろい映像がつくれるのか…!」と目から鱗が落ちたのです。

(当時はYouTubeができたばかりの頃、ビデオデッキでこのような貴重な動画を見せてくれた先輩に感謝です…)

「動かす」喜び

そんな自分がひょんなことから大学で映像のワークショップをすることになり…。みなさんには、このワークショップを通して映像制作のおもしろさを短期間で体験してもらえたらと思います。一番の喜びは、なんといっても「動かす」というところ。このワークショップでは、すでに動いているものを撮って編集のではなく感じではなく、人間の肉眼では体験できない、映像ならではの視覚体験をつくってみましょう。そして、映像はなぜ動いているのか?ということも理解できるようなワークショップを目指します。

どんなことをやるの?

ワークショップの流れはこちら。これから、順々に公開していきます。

映像をはじめよう!(この記事)
スローモーションって、どういう仕組み?
コマ撮りに挑戦(1)- コマ撮りは、なぜ動く?
コマ撮りに挑戦(2)- 撮影をしよう
コマ撮りに挑戦(3)- 編集をしよう

スマートフォンさえあれば、最低限のことはできるように組み立ててます。もちろん、専門的な映像編集ソフトウエアをつかってもOK!

さらに、これら手法を使ったすばらしい映像作品もまとめてみました!
(1)(2)(3)それぞれの記事では、特に私がご紹介したい2〜3作品を観ることができます。

テクニック別、ミュージックビデオ紹介!
(1)ワンカット/マルチウインドウ
(2)スローモーション/ストップモーション
(3)プロジェクション/シンクロ

それでは、楽しい映像の世界へ、いざ!

スローモーションって、どういう仕組み? へ、つづく

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