📖読書記録📖『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』
読書紹介記事を書く青沼りんです📗
今回は、現在ホスト界の帝王と呼ばれるホストが発した名言を深掘りした一冊をご紹介したいと思います。
●今回ご紹介する本『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』
RORAND
株式会社KADOKWA
2019年年3月11日 初版発行
本書は、現代ホスト界の帝王と呼ばれるホスト「RORAND」から発せられた名言を哲学、美、愛、仕事、人生に分け、その名言が生まれた経緯や彼独特の思考がまとめられた1冊です。
特に有名なのが、本書のタイトルでもある「俺か、俺以外か。」
今回は私が印象深く持ったローランドさんの名言3つをご紹介したいと思います。
名言①:『年齢は、どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれないだろ?』(本書引用P58 ローランドの名言 哲学 より)
当時その店で1番の売り上げを持っていた二十歳のローランドさんが店舗の代表に自ら立候補した時のこと。そこである先輩から「お前は若すぎるから、代表には務まらない」と言われた時に言い返したのがこの言葉でした。彼曰く、出来る奴はできるし出来ない奴はいつまでたってもできない。逆に言えば、「若いからまだできなくてしょうがない」「若いのにできてすごい」という若いことで許される環境は成長の妨げになってしまう。
そんなストイックな思考が功を奏したのか、代表の結果はローランドさんが選ばれたそうです。
私は責任を背負うならやりたい事に年齢は関係ないと言い切ってくれるこの言葉が好きです。
名言②:『仕事道具に愛情を持てない奴は、仕事に愛情がない奴。そういう奴は嫌いだ』(本書引用P130 ローランドの名言 愛 より)
この言葉はローランドさんのお父様の影響だそうです。ミュージシャンであるお父様がギターの手入れを自分でしているのを不思議がった子ども時代のローランドさんが、なぜ他の人に任せないのかと尋ねた際に返された言葉だったそうです。
それ以来この言葉が忘れられず、ローランドさんは自分の仕事道具を自分で手入れをしているそうです。
どんな仕事でも道具は必要でその道具を手入れして愛着が湧くことでその仕事に対してのも愛情芽生える。
そして誰かに任せたことでミスが起きても、それを任せた自分のミスなのだと責任を持ちたいという強い意志に繋がっているそうです。
名言③:『売れないときは、堂々と売れ残ってやる』(本書引用P157 ローランドの名言 仕事 より)
時はうまくいかないこともある。売り上げが伸びないからと言って、自分をディスカウントをすれば売れるという問題ではないとローランドさんは言います。
車の中で1番良いとされているロールス•ロイスを例に挙げるとします。トータル的に言えばそれよりプリウスの方が走っていますが、売れ残っているかといってロールス•ロイスをの値段を下げてしまったら、ロールス•ロイスの価値自体も下がってしまう。
売れないんじゃない。みんなが買えないだけだ!
だから、自分は意地でも値下げはしない。意地でも売れ残り続けるという彼だから言える意志の強い言葉だと思います。
以上、私が印象深く持ったローランドさんの名言3つでした。
かつてはサッカー少年だったこともあり、自分に対してストイックなところや責任感の強い言葉が多い印象を持ちました。
時には衝撃を通り越してむしろ清々しいとも取れるローランド節が飛び交う言葉もありますが、彼の考え方が私はわりと好きで、仕事や人生に対する向き合い方として聞いていると説得量がある言葉も多く、とても勉強になります。
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