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Vol.1.25 時限式のびっくり箱

以前、街で声をかけた女性(複数人)にある習い事を50日間してもらい、その習い事にかかる費用すべて番組負担という条件のもと密着取材をするという番組があった。

最初は乗り気のなかった彼女たちだったが、レッスンをしていくうちにその世界に興味を持ち、インストラクターさんが出場するステージを観に行ったり、レッスンをしている本場の現地に赴いたりとなにかと行動力を発揮するようになっていった。

ここで思ったのは、人は出会う人によって人生が変わるということだ。

レッスンを始めるまで彼女たちは特にやりたいこともなく、平凡な日常を過ごしていた。

そんなある日のキッカケで周囲の流れに乗って行動力が変化するのはおもしろいなと思った。


そもそも興味がなかったことに対して、とりあえず続けようとする考え方が羨ましい。

私は興味のないものにはとことん興味ないし、企画を見ている分には面白かったが、いざ自分が誰かにアレをやれコレをやれと言われてもいくら費用がゼロでも興味がなかった断っているだろう。

仮に興味を持っても、途中で飽きてしまったら番組の都合関係なくやめてしまうだろう。(そもそもその女性たちが本当にスタッフが手当たり次第に街で声をかけたのかも不明だ)

そんな考え方だから、私は今までのチャンスを見過ごしてきたんだろうな。


そんな中、この本と出会った。

『運転者 未来を変える過去からの使者 喜多川 泰:著』

https://note.com/rin_aonuma/n/n1fadc495f559?magazine_key=m7aee480a6391

人生万事休すな男性が不思議なタクシー運転者と出会ったことで、目の前に起こる物事の角度を少し変えることで自分の人生を変えていく物語なのだが、今や私にとってはバイブル的な本だ。


この本を読んでから、物事の見方の角度を少し変える意識をするようになった。

人であれ、本であれ、自分を変えるものはそこかしこに存在する。

例えそれが自分に興味のなかったことでも、思い切って始めてみることで少しずつではあるが、自分の環境があとは自分の行動力次第だというところまで変わろうとしているのを感じている。


なんでもないと思っていたことが、後々別の形となって現れる。

それがその人にとって良いものなのか良くないものかは定かではない。

まるで時限式のびっくり箱のようだ。


企画に参加した彼女たちがその後どうなったかはわからないが、企画終了後には全員の雰囲気がイキイキとしていた。

それから次に繋がることにならなかったとしても彼女たちなりに彼女たちのこれからの人生ヒントになっているといいなと思いながら、今回の記事はここまでとしよう。

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