全員集合!!専門家がこっそり教えるプロテイン選びのコツ②~副素材を選ぶ、自分の甘さを知る編~
はじめに
最近、よくタンパク質が足りているとかいないとか、
運動しないのにプロテインを飲む人もいるらしいが、私に合うのって何だろう?
とお悩みのアナタ。
プロテインを作っている(商品設計サポート)
私だからこそお伝えできるプロテインの選び方を伝授いたします!
主素材(タンパク質)選びに悩んでいる方は、下記ブログをご覧ください。
全員集合!!専門家がこっそり教えるプロテイン選びのコツ①~素材を選ぶ~
選ぶ時の視点(前回のふりかえりも含めて)
はい、まずはいきなりですが
ラーメンが食べたくなった時を思い浮かべてください。
ラーメンといっても、
家で食べるインスタントラーメン、(うまかっちゃん)
なのか、
ラーメン屋さんに行って食べる、(SHINSHIN)
という選択肢で
値段も味のクオリティも違いますよね。
プロテインもざっくりそんなイメージで選びましょう。
手軽・価格を抑えたい、なのか。
素材重視・価格はある程度許容なのか。
他には味の好み等、私の独自の経験から選び方をお伝えします♪
今回は副素材、自分の甘さを知る編です!!
選び方:副素材とは何か?甘味料編
ラーメンの事例でお伝えすると、
煮卵をトッピングした、ラーメンなのか。
チャーシュ入りのラーメンなのか。
バター入りのラーメンなのか。
といイメージになります。
プロテインの話に戻すと、
甘さがある方が良いか、ない方が良いのか。
プロテインには多くの製品が甘さをつけるために、「甘味料」が使用されています。
人工甘味料入りプロテインなのか。
天然(天産物由来)甘味料入りプロテインなのか。
甘さがつけられていないプロテインなのか。
どれにするかということになります。
まずは、甘さがあるプロテイン選びについてご説明。
プロテイン飲料の甘みをつけるために使用されている素材は大きく分けて
2つあります。
これは、由来原料や製造方法によって分けられた大まかな分類分けです。
【用語解説】
「甘味料」とは、食品添加物の種類。
甘い味をつける材料のことです。
砂糖に比べるとカロリーを少なくすることができる。※後ほどご説明
①人工甘味料
→アミノ酸等の素材を、化学合成的に作った甘味料を指す。
アスパルテームやアセスルファムK、スクラロース等。
②天然(天産物由来)甘味料
→ハーブや生薬類を抽出等で、作られた甘味料を指す。
ステビア、カンゾウ、ラカンカ等。
①人工甘味料の特徴
人工甘味料で味付けされたプロテインは比較的、手に取りやすい価格帯であるものが多いです。
工業的である=たくさん作ることができる仕組みになっているため、皆さんの手元に届けやすいよう企業努力がされています。
人工甘味料それぞれの特徴
アスパルテーム
アミノ酸由来の成分などを反応させて作られた甘味料。
ボディ感、コクのある甘さを表現することができる印象。
砂糖の約200倍の甘さを持つ。
アセスルファムK
酢酸由来の成分などを反応させて作られた甘味料。
トップ(飲みはじめ)に甘さがあるが、後引き(コク)は少ない印象。
砂糖の約200倍の甘さを持つ。
スクラロース
ショ糖(砂糖の一部)由来の成分などを反応させて作られた甘味料。
トップ(飲みはじめ)に甘さがあるが、後引き(コク)は少ない印象。
砂糖の約450倍の甘さを持つ。
②天然(天産物由来)甘味料の特徴
天然(天産物由来)甘味料で味付けされたプロテインは人工甘味料に比べると高価な印象であるものが多いです。
天産物(ハーブや生薬等)を由来としているため、栽培に時間を要すること、数に限りがあるためです。
天然(天産物由来)甘味料それぞれの特徴
ステビア
キク科のハーブ、ステビアという植物を抽出させて作られた甘味料。
甘さもあるが、苦みを伴うものが多い印象。
砂糖の約450倍の甘さを持つ。
カンゾウ
マメ科の多年草、カンゾウ(甘草)という植物を抽出させて作られた甘味料。
後に引く甘さもあるが、強い苦みを伴うものが多い印象。
砂糖の約400倍の甘さを持つ。
ラカンカ
ウリ科つる植物、ラカンカ(羅漢果)という植物を抽出させて作られた甘味料。
比較的に優しい甘み、かどが少ないまろやかな甘さの印象。
希少な植物由来なので値段が高価な印象。
砂糖の約400倍の甘さを持つ。
※原料となる植物のラカンカは、今回挙げた天然(天産物由来)甘味料の由来植物の見た目が可愛いランキング1位。
カンゾウもお花ついてたりかわいいですが。(個人差があります。粉屋Berryの見解です。)※
まとめ
いかがでしたか?甘味料もまとめてみるとこんなに種類があります。
アナタにピッタリの甘味料が見つかりますように。
粉屋Berryでした。
最後に
ご覧いただき、ありがとうございました。
これまでにサプリメント100品以上の商品開発した実績がある食品技術者。
企業様の粉末を中心とした商品の味づくりのお手伝いをしています。
健康食品の解説など、味づくり(商品開発)に役立つ情報も連載しております。
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