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【読書メモ】山野弘樹『独学の思考法』19

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山野弘樹『独学の思考法』目次マインドマップ

読書メモ

第2部 応用編 ― 独学を深める三つの「対話的思考」 第8章 他者に合わせた「イメージ」を用いる ― 対話的思考法のステップ3

  • 本書でのメタファーの定義

    • 認知言語学でのメタファー的思考

      • 「直喩・隠喩」「提喩」「暗喩」の3つを含む
        →「直喩」と「隠喩」の区別は重要ではない
        →直喩と区別されるメタファーは「狭義のメタファー」、「メタファー思考」のメタファーは「広義のメタファー」
        →本章で注目しているのは、広義のメタファーの機能のほう(=「ある物事を、それとは別の言語で表現する」という根本的な意味において、「比喩」と同一視される

  • メタファーの作り方

    • アリストテレスのメタファー論(『詩学』第21章)
      →類比関係の適用(A-BとC-Dの関係性は似ており、Dの場所にBを当てはめることもできる)

      • 例:人生の夕暮れ

        • 1日(A) ― 暮れる(B)

        • 人生(C) ― 死ぬ(D)

  • メタファーを作るときに大事なのは「物事の中から類似する点を見つけ出す」というもの

  • メタファーがメタファーである所以は、人が通常見て取っていないような類似を洞察し、それを言語的な表現へと昇華する点に存する

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