【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』22
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法①『情報をさがす編』
民間調査レポート活用
ステップ①:まず「社内で探す」
とりあえず社内で使えそうなレポートを探してみる
→過去に何らかの調査がされていたことがある
→使えるレポートの購入経験があるステップ②:目的に応じて「調査会社にあたる」
まず大手の調査会社からレポートの有無を確認する
必要なレポートにあたる確率が高い
データの信憑性・信頼性が高い
ステップ③:有料レポートは「費用対効果の見極め」が肝要
使えるレポートは有料のものがほとんど
→限られた情報で「このレポートが買うに値するか?」「金額に見合った内容か?」を見極めるのも重要なポイントレポートの概要情報をもとに、以下のことを確認する
調査対象テーマや地域のスコープ(範囲)・メッシュ(粒度)
時間軸:過去実績期間、将来予測期間
作成時期:レポート作成のタイミング、レポート作成後の環境変化
元データの入手可否:電子データの入手可否とデータ形式
感想
情報収集というとまず社外を考えがちですが、社内にあるケースもあるのですね。意外と盲点かもしれません。
公的な統計データと同様、調査レポートもなかなかそのものズバリがないと思います。
図書館で、先行研究の手伝いをしていても、論文やレポートで書きたいことをそのままテーマにした先行研究は、ないことのほうが多いです。そのときは、既存の情報を組み合わせたり、自分で調査を行ったりして、情報を作り出します。
論文だと、抄録(論文の内容をまとめたもの、アブストラクト、サマリー)をもとに文献を探しますが、調査レポートも概要情報で必要なレポートを購入するようです。
矢野経済研究所、帝国データバンク、東京商工リサーチなどのレポートは図書館にある可能性があるので、そちらで複写してしまっても問題ないかと思います。そのほかにも、MienaやMpacなどのデータベースもあるので、そちらも活用するとよいのではないかと思います。
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