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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』10

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読書メモ

第1章 なぜ抽象と具体が大切なのか?

  • 不毛な議論の多くは「具体と抽象のズレ」から来る

    • SNS上では、能動的に動くよりも受動的に反応すること、他人の行動を称賛するよりも無責任に批判することのほうが好まれる

    • 不毛な議論や無用な軋轢の例

      • 客観的な一般論に対しての主観的かつ個別論からの反論
        →不毛な議論をしている当事者同士が「違う側面」を議論していることに気づいていないことが問題

      • 具体と抽象の視点を持つだけで、「不毛な議論と無用の軋轢」の解決となるきっかけになるものが少なくない

感想

客観的な一般論と主観的かつ個別というのは、それぞれ、「総則」と「各論」と置き換えられるでしょうか。総則賛成で各論反対というのはよく聞きます。(これは方向性はいいと思うけれども、自分が責任をとる立場になったり、実際に泥臭いことをしたりするのはゴメンだ、という意識によるものなのかもしれません。)

または、具体レベルで話していると、抽象レベルで共通項があるにもかかわらず、そのことに気づかず、本来争点とならないようなことで争っているということなのでしょうか。

議論をしていると、どのように着地させるか、ということばかりに目が行きがちですが、そもそも何が争点なのかを整理して軌道から外れないようにするのも大切なことかもしれません。

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