【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』37
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』
フィールド調査
現代の"デジタル"フィールド調査
Webサイトでの閲覧行動ログの解析
→改善点の発見、ユーザー体験の向上につなげる従業員の行動をデータとして可視化・分析し、大幅な業務効率化・従業員体験の向上につなげる
「プロセスマイニング」というテクノロジーが中心にある
プロセスマイニング
従業員が、どのようなインプットを使い、どのようなプロセスで、どのようなアウトプットを作成しているのか、どこにボトルネックがあるのかを特定する技法
使いこなせれば、強力な業務改善が実現され得る
デジタル・ツイン
物理空間で起きていることを可能な限り精細にデジタル空間に記録する
デジタル空間でデータをもとに(たとえばAIがシミュレーションしたことを)物理空間も反映していく
プロセスマイニングは、デジタル・ツインを支える基礎的な技術の一つになると考えられている
さらに今後は、デジタル世界と物理世界の結合を高めるため、すべてのプロセスをデジタル化することを全体に業務を設計し、どうしても人がやらざるを得ないところだけを人がやることが予想され
→可視化された業務・データを元にした付加価値の発見が人が担うべき仕事の中心になっていく
感想
個人的にAIを使っていますが、どんどん賢くなっていきます。網羅的に調べ尽くすことなら、人間を凌駕しているのではないでしょうか。
文章のたたきを作成させたり、推敲させたりしても、いい感じのアウトプットをしてくれます。国立国会図書館サーチで作成した文献リスト(Excel)を、あるスタイルに出力して表示するよう指示を出したら、見事にそれを実行してくれて、驚いたことがあります。下手な事務員を雇うくらいなら、AIで十分だ、と思ってしまうのは、このあたりに由来します。
たまたま見ていた波頭先生の動画では、コンサルの仕事は10年でAIにリプレイスされるのだそうです。集計や分析そのものだけでは、もはや付加価値とはなり得ない時代になりました。
人間には心と身体がある、ということも言えますが、AI以外の技術(ドローンや3Dプリンタなどの物理的実体のある技術)も進化していきます。こちらも、徐々に人間の仕事を代替していくのかもしれません。
ますます、人間が仕事をする価値は何であるのかを考えさせられます。
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