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【読書メモ】齋藤孝『頭の良い人がやっている「調べ方」究極のコツ』47

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齋藤孝『頭の良い人がやっている「調べ方」究極のコツ』目次マインドマップ

読書メモ

第7章 達人たちの「調べる」エピソード

  • フローレンス・ナイティンゲール(看護師)

    • 統計データを活用したプレゼンを行う

      • イギリス軍基地の病院で働く

        • 数千の負傷兵が感染症で次々と命を落とす
          →建物が不衛生であることが原因

        • 帰国したフローレンスは、陸軍の衛生状態の問題について進言する機会を得る
          →多くの統計データを示しながら改善を訴える
          →統計データは、先入観を覆すだけの大きな説得力がある(感染症の死者数を示し、戦死者が多いという先入観を覆す)

      • 統計的な視点で訴えることは、現在の職場でも有効

      • 統計データは見せ方が悪ければ、効果的なプレゼンにはならない

        • ビジュアル化する(オリジナルのカラー版・円グラフ(鶏のとさか(鶏頭図))を作成)
          →数字の羅列とビジュアルに訴えるのでは、訴求力に雲泥の差が出る

        • 調べ物をするときには、提示の仕方にも注意する

感想

統計的な視点で訴えることは大切なことですが、その統計データがまっとうな統計データなのかを見極めるリテラシーは必要です。社会調査では、サンプル数が十分か、サンプルに偏りがないか、などが判断の基準になります。

統計データも、数字では内容をつかみづらいので、グラフ化して視覚的に訴えないと、読み手・聞き手にはわかってもらえません。

ただし、ビジュアル化も、グラフの作り方によっては、相手をミスリードするものを作ってしまうので、注意を払う必要があります。


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