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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』51

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『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』

  • デザインシンキング型ワークショップ

    • 適切なデザインシンキングの手法を選ぶ

      • リサーチでは、目的に応じてどの手法を活用してワークショップを実施するかを決定の上、準備を進める

      • 目的だけでなく、特にフォーカスしたいサブテーマや参加者の習熟レベルなどを考慮し、アクティビティをカスタマイズすることも重要

    • フェーズ①発見・探索

      • テーマに関連する要素を発散させ、"共感"に沿って整理・体系化し、本質的な課題に収束させるフェーズ

      • "共感"できているかが、ワークショップの質を大きく左右する

      • 目的別の主な手法

        • Stakeholder Mapping
          →組織や人間関係が鍵となる課題の分析を行う
          →ある事象に関連する登場人物(ステークホルダー)を洗い出し、ステークホルダー間の役割分担などを整理し、事象の背後にある組織・人間的なメカニズムの全体像を洗い出す

        • Journey Mapping
          →一連の体験が鍵となる分析を行う
          →テーマに対して、行動ステップ別にユーザーの具体的な行動と思考・感情を推察・整理し、ペインポイントやインサイトを発掘する

        • Rose、Thorn、Bud
          →強みと弱みの分析を行いたい
          →Rose(良い点)、Thorn(悪い点)、Bud(可能性のあるもの)を整理する

        • Affinity Diagram
          →漠然としている課題の全体を俯瞰したい
          →テーマに関する一連の情報を可視化し、グルーピングを行い、各グループの共通点や本質、グループ間の相関性について討議を深め、示唆を得る

感想

デザインシンキング型ワークショップはいろいろありますが、ブレストやKJ法に似ている感じがします。ワークショップの例がいろいろあって驚きますが、これらは便宜的に名前が付けられたものなのかもしれません。デザインシンキングの発想を捉えてから、個々の具体的なワークショップの形について考えると、理解しやすいのではないかと思います。

『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』では、「共感」が強調されていますが、その共感はどういう場にしたら形成されるのかが、興味あるところです。素人考えですが、強いつながりのなかにある人たちよりも、弱いつながりのある人たちでやったほうが、忖度や気兼ねなどがなく、うまくいきそうな気がします。


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