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【読書メモ】山野弘樹『独学の思考法』3

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山野弘樹『独学の思考法』目次マインドマップ

読書メモ

第1部 原理編 ― 5つの考える技術 第1章 問いを立てる力 ―思考の出発点を決める

  • 思考の出発点は、問いを立てることにほかならない
    →「自ら思考する力」を鍛えるには、「問いを立てる力」を身につける必要がある

  • 問いには「良い問い」と「不適切な問い」がある

    • 無自覚に差別意識を含んでいる問いがたくさん存在する
      →暴力的な問い
      →「問いとして不適切なものである」として、取り下げられなければならない

    • 必要な問いは「議論を進展させるための問い」

  • 「思考の出発点となる問い」

    • 普遍性をめぐる問い

      • 「それは、本当に他のすべての事柄に当てはまるのか?」
        →「思考の抜け漏れ」を防ぐ

      • 「なぜそう言えるのか?」
        →「主張内容と、その根拠との飛躍」を点検する

      • 「そもそも、○○とは何だろうか?」
        →物事の本質を捉えるときに必要

    • 具体性をめぐる問い

      • 「それは、例えばどのような事態を想定しているのか?」
        →「議論の最初の段階から、「どんなイメージを持っているのか?」という点を具体的にすり合わせて行く必要がある

      • 「○○という言葉で、何を意味しているのか?」
        →お互いの主張を具体化する(単語の意味理解の違いを明らかにする)

      • 「何がきっかけで、そのように考えるようになったのか?」
        →「なぜそうした理解のズレが生じるのか」を互いに検討し合う問い

    • 価値観をめぐる問い
      →「自ら思考する力」を鍛えるためには、感情のノイズの中でもぶれない判断能力を獲得する必要がある

      • 「なぜ相手の主張に共感できないのか?」
        →「価値観の隔たりをめぐる問い」

      • 「なぜ相手の主張に共感できてしまうのか?」
        →「価値観の重なりをめぐる問い」

      • 相手の主張と自らの主張との間に共存可能性があるのか?
        →「価値観の交わりをめぐる問い」
        →異なる価値観は、提示の仕方にさえ気を付ければ、多くの場合共存することができる

    • 「問いを立てる」ことは、出発点を設定することにほかならない


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