【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』70
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読書メモ
Part4 人を動かす意思決定 14指揮 リーダーの混乱は危機を招く
『八甲田山 死の彷徨』
山田少佐を神田大尉が説得するとしたら、どういう持ちかけ方があったか?
演習の目的を説く(装備がまずいとわかった時点で目的は達成できた)
このままでは死者が出て、軍からの評価がさがる
「弘前31聯隊は失敗した」とウソをついて、引き返すことを進言
ロシアとの戦争ではなく、演習で死ぬのは本意ではない
部隊がバラバラに行動することだけは避けなくてはならない
→作戦が乱れて、部隊が全滅しかねないからビジネスも部分最適ではなく全体最適を目指さなければならない
組織が全体最適になるように作戦を設計し、それに沿って全員がすすでいくように指揮するのがリーダー
感想
山田少佐がどんな性格かで説得の言葉は変わってくるとは思いますが、上官と言い争っている様子だけは、絶対に周りに魅せてはならないと思いました。足並みが揃っていないことを、部下たちに見せることになり、士気を提げてしまう結果になるのではないでしょうか。
全体最適よりも部分最適が優先されてしまうのは、目に見る部分のほうが理解し易いということも原因になっていると思います。
あとは、やはり、バイアスがかかっていて、無意識に認識が歪んでしまっていることも起因するのだと思います。死に直面するような極限状態であるなら、余計にその傾向は強くなるのではないかと思います。
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