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理論や法則を学ぶときに抱く疑問点

こんにちは、明日久しぶりに親友と飲むスケジュールが入っていてウキウキな国武凜こと、アル中おじさんです。

今回は「理論や法則を学ぶときに抱く疑問点」というテーマでお話ししていきたいなと思います、よろしくお願いしまーす!!


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では本題です。

僕は今現在大学2回生でして、大学までは電車で通っています。今は夏休み直前なのでほとんど大学に行く機会はありませんが、毎日バイトは入っているのでその時にも電車を利用させていただいています。
#ありがとうございます阪急・JR

電車内では必ず何かしらの学びになるもの(ビジネス書、サロン記事、note…)を読んでいるのですが、今僕が超一押しの本がこちら↓
◯ヒトの壁 (新潮新書)

この本の中で書かれていたことを一部、勝手に抜粋させていただきます。

理屈の世界に疲れた
八十歳になるまで、漠然と考えごとをしてきていて、だんだんと理屈というものを信用しなくなってきた。別に理屈が嫌いというのではない。好きなんだけど、信用しない。理屈ではこうなる、ああなる、と思っている。でもそれを「奥の奥で統べている」のは理屈ではない。思えばそれは当然であろう。だれだって理屈で生きてきたわけではない。』

今僕はブランド立ち上げのために作品を創っているのはもちろん、ブランディングやマーケティングについてもかなり勉強しています。その時に出てくるのが「〜〜理論」とか「人間のインサイト◯◯」とか「〜〜の100の法則」といったワードなのですが、こういった類のものは天才が考えに考え抜いて研究された結果の所産なので僕個人的には超好きだし「へえ〜〜!そうなんだ!」と感心させられます。ただ、ずっと心の片隅で引っかかっていたこととして、
「こういった法則は本当に通用するのか?」
という疑問がありました。

なぜかといいますと、天才がその優秀な脳で考え抜いた結果として生まれたデータや法則や戦略や人間の深層心理って、言い方を変えると「天才たちがよくよく考えないと気づかないくらいに些細なこと」だとも言えそうだなあ、と思ったからです。

去年かな?プロセスエコノミーというワードがガッと広まった感じがしたんですが、プロセスを販売するという顕著な例が「オンラインサロン」ですよね。サロンでは作品が生まれるまでの過程を共有して盛り上がろうみたいな感じなのですが、そこではたくさんの学びがあるんです。本当に面白いし裏側を知るという「なんかいけないことしてる感」がたまらなく好きなのですが、サロンでは例えば「このキャラが生まれた理由はね…」みたいな解説があるわけです。
それを知ると「うぉぉすげえな、こんな細かいことまで緻密に考えられているのか…」と感心するわけですが、どうでしょう。裏側を知らない人からしたらマジで1mmも関係ないし、正直そこまで緻密に創っても99%の人は気づかないまま死んでいくわけです。

確かに細部にこだわることは大切だと思いますし、僕もものを創る・届ける立場として妥協はしたくありませんが、一方で受け取る側からしたらほんとどうでもいいということに時間をかけているという意識も持たなきゃいけないのかなあとか思ったりしてます。

そして’理屈’もまた、そういうもんだよなあと、養老さんの本から思いました。
「〜〜戦略」とかって、すごいビジネスマンに重宝されてるじゃないですか。でも人間そんな理屈とか合理性で動いていないし、なんならほとんど(95%)の活動は無意識におこなっているわけですよ(by脳科学)。

その無意識をハックするための「〜〜戦略」なのでしょうが、僕みたいな庶民にはもっと他にやるべき「当たり前」のことがあるだろ、と思います。

そして最近の経営学では「SaP(Strategy as Practice)」と言われるぐらいに、戦略というものの有効性や実績に与える影響に疑問を呈される傾向も見られます。事前計画性や合理性を追求することが、本当に実績にいい影響を与えているのか、戦略の有効性は何%ぐらいなのか、みたいな。

ではなぜこんなに戦略が重宝されているかというと、学者のハロー効果だと言われています。つまり、学者って聞くと天才・すごい人だと直感的に思うから、じゃあそんな人が考えた戦略もすごいものに違いない!とシステム1で感じるというわけです。

あともう一つあるなあと思っているのは、人間に意識というものがあるからでしょう。

意識とは秩序活動そのものです。「ああすれば、こうなる」という理屈が生まれるのは、僕らが意識を持って行動しているからです。
意識の二大機能は「予測」と「統御」です。これらがあるから僕らはうまく生きていける、人間の性である「合目的的性」を叶えられるわけです。

とはいえ、この意識というものが今現在生きる上での最上位概念になってきています。それを表したものが「都市」ですよね。

予測・統御ができない’自然’を徹底的に排除した世界「都市」、これが人間が意識大好きと理解できる一つの作品であり、意識が大好きなために予測・統御をフルに活用した「戦略」が重宝される、これはあると思います。

でも僕らは養老さんが仰るように、ああすればこうなると毎回考えながら生きてはいません。人生の全てを統べているものは理屈ではないことぐらい、誰でもわかります。

理論や法則を学ぶのはものすごい重要な反面、直感的なものも同じぐらいか、はたまたそれら以上に大切であるということは、学んでいくうちに忘れていくのではと思います。実際、学歴の高い人は自善傾向があり、保守にはしり、頑固になるそうです。

なので、もう少し理屈から距離を取るといいのかなあと思いました。

ということで今回は「理論や法則を学ぶときに抱く疑問点」というテーマでお話しさせていただきました。これからも学び続けます。

ではまた!

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