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『好きだけど苦手』

“アドベンチャー号、ガリバーを乗せ海を渡った
帆船。僕をまた、あの世界に連れて行ってくれ。”

- 劇場版ウルトラマンガイア 超時空の大決戦 -

僕が『物理学』と出会ったのは4歳の時である。(物理学というワードを初じめて聞いた時)その時、テレビに映っていた物語の主人公は、自分自身を絵本に登場するガリバーと照らし合わせ、上のセリフを言った。“量子物理学“、“多世界解釈“、“物質文明の最終到達点“など、ウルトラ映画の中でも上位にランクインするほど、出てくる言葉が難解かつ専門的な作品である。当時の僕は、そんな言葉は右から左に流し、ウルトラマンガイアと怪獣が戦い、勝利する部分だけを見て楽しんでいた子供だった。

舞台は、僕達が住んでいる次元(ウルトラマンがテレビで放映している世界)に
別次元から来た願いを叶える赤い球が、人々の願いを次々叶えるが、その球を手にした少年達が、怪獣を呼び出してしまい、ウルトラマンガイアに変身する主人公である『高山我夢』自ら設計した時空移動用メカに搭乗し、僕達の住んでいる次元に助けに来るという内容である。

今考えると、物理学というよりは宇宙に関係する物理分野に興味を持ったのだと思う。

中・高時代の興味と苦手

中学3年生の夏休みは高校受験の為に、夏期講習にほとんどの時間を費やしていた。塾では朝11時から夜の21時30分まで授業。大半は自習と授業を繰り返していた。
当時は、今よりも理解力があるとは言えず(今もあるかは分からない。笑)
現在も関わりのある恩師に何度も繰り返し教えてもらい、物理分野のテストでは点数がしっかり取れた。
夏期講習の思い出話で、現在でも話題に上がるのは、『振り子の問題』だ。

“振り子をある高さから離した時、1番速度が速くなる場所はどこ?“

ほとんどの人なら考えればわかる問題だが、僕は理解するのに45分掛けた(笑)
間違えてはいけないという気持ちが先行して、きっと考えられなくなっていたのだと思う。複雑な問題や計算式に答えるのは苦手だったけど、授業はすごく楽しかったのを憶えている。

高校2年生の春に文理選択をし、文系に進んでからは理系科目の授業がなくなったので、勉強という勉強はしてない。しかし現在でも、多世界解釈(パラレルワールド)についての書籍やNewtonなどの理系雑誌も読むほど興味がある。


好きだけど苦手なら視点を変えてみる

この考え方が出来る様になったのは、ここ最近2年前くらいからだ。
そのキッカケは、一旦、苦手な勉強から離れた事だった。テストで点数を取る為、大学で単位を取る為に勉強しているという事に疲れてしまった僕は、
『そもそも勉強とは』という問いを立ててみた、ない頭をフルに回転させ、視点を変えてみるという結論に至った。今までの僕は、テストで点数が取れるか取れないかで好き嫌いを判断していた。しかし、自分の中に眠る興味は、文理の壁を軽々と飛び越えていた事に気付いた時に、僕の中で何かが変わったような気がした。

好きか、嫌いか、得意か、不得意は確かに存在する。(僕の中にもある)
だけど、視点を変える事によって自分があまり気付けなかった事にも、
気付けるようになるかもしれない。

多くの視点を持てるように、日々様々な情報や考え方に触れ、自分の学びの幅を広げてゆきたいと感じ、今回noteに書いてみました。


大学生になっても、文章を書く事は本当に難しいです。(笑)

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。


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