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『どうか、ゆっくりと…』
゛なぁ、お前は幸せだったか?゛
逝ってしまう貴方の最期の言葉。
私は貴方の手を握り゛ええ、とても幸せでした。貴方と出逢い、貴方と共に生きれたこと。私は、とても幸せでした。゛
貴方は私が握っていた手とは反対の手で、私の頬に触れ親指で私の涙を拭ってくれ、小さく優しく微笑んでゆっくりと両の眼を閉じて大きく一つ息を吐くとそのまま逝ってしまいました。
ねぇ、貴方。
私は、貴方の背中をずっと追いかけ
君が眠るまで傍にいてあげる。ずっと何時も何時までも。眠るまで。眠ったら夢の中で。君が寂しくないようにずっと一緒に居てあげる。 君が眠るまでずっと傍に居てあげる。眠りついたらずっとずっと傍に。ずっとずっと一緒に居よう。
行かなくちゃ 光揺蕩うその場所へ 君待つ僕の安らぎの場所
『もしも僕が狂ったら…』
もしも僕が狂ったら君の手で殺して…。
君に何をするかわからないから。
君にひどいことをして生きていけないから…。
だから、僕が狂ったら君の手で殺して…。
燦々と輝く君に淡く輝くあの人が嫉妬している。闇の中で淡く輝くあの人は、燦々と輝く君を覆い尽くしてしまいたいと願うけれど、それは出来ないことを知る。淡く輝くあの人の子が燦々と輝く君に近付いたために燃えてしまったから。淡く輝くあの人は燦々と輝く君の陰になり淡い光で闇を照してる。
今、僕に必要なもの。ほんの少しの勇気と希望。
今、僕がやらなければならないこと。
ほんの少しの勇気と希望を手に一歩踏み出すこと。
ほんの少しの勇気と希望を無駄にしないこと。
それが僕に必要なもの。
君は何処に居るの?君は僕を探してくれているの?僕を思ってくれているの?早く逢いたい。長い輪廻を繰返した。魂の繋がりを信じて。君だけを思って。君だけを探して。何処に居るの?見つけ出すよ…僕のファム・ファタル…。
『儚く散り逝く運命でも』
あの大門をくぐった時からわっちの運命(さだめ)は決まってしまったのかもしれんせん。
籠から外にでられぬならば、儚く散り逝く運命ならば、わっちはその運命をうけいれんしょう。
ただ受け入れて儚くは散りんせん。
凛として生き、散り逝くつもりにございんす