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rikuchiの恥文

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ここにある駄詩、駄文は詠まれたい為においてあります。宜しければ、声にしていただければと思います。詠まれた場合は連絡いただけると嬉しいです。声だけでなく、何かの形で表現しても頂けた… もっと読む
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子守り唄

゛君が唄う子守り唄。僕が眠るのを嫌がると必ず唄ってくれる。優しい、優しい唄声。゛

「また、眠れないのですか?」

君は優しい微笑をたたえ、僕に話かけてくる。

「眠りたくないんだ。眠ってしまったら僕は……」

病の進行は一時的には止まったかにみえた。

でも、やはり、そんなわけはなくて…。

「大丈夫です。大丈夫ですよ。私が傍にいますから。いつもの子守り唄を唄って差し上げますよ。安心して下さい、

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『薄紅の風花』

『薄紅の風花』

短い季節に咲く花を

お前は愛しいと言う。

儚げに咲く花を見て

何処か懐かしそうな目をする。

薄紅の花びら舞う姿を

風花のようだと

いつかの短い季節に言った。

手を伸ばし

散る薄紅を掌に。

それを見る

お前の瞳に溜まる雫。

堪えきれずに溢れて

頬を伝う。

その雫を拭う筈のこの俺は

傍には居るのに

透けるその手は雫を通す。

お前の涙を拭えない

俺を思って泣かないでくれ

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『どうか、ゆっくりと…』

゛なぁ、お前は幸せだったか?゛

逝ってしまう貴方の最期の言葉。

私は貴方の手を握り゛ええ、とても幸せでした。貴方と出逢い、貴方と共に生きれたこと。私は、とても幸せでした。゛

貴方は私が握っていた手とは反対の手で、私の頬に触れ親指で私の涙を拭ってくれ、小さく優しく微笑んでゆっくりと両の眼を閉じて大きく一つ息を吐くとそのまま逝ってしまいました。

ねぇ、貴方。

私は、貴方の背中をずっと追いかけ

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君が眠るまで傍にいてあげる。ずっと何時も何時までも。眠るまで。眠ったら夢の中で。君が寂しくないようにずっと一緒に居てあげる。 君が眠るまでずっと傍に居てあげる。眠りついたらずっとずっと傍に。ずっとずっと一緒に居よう。

『もしも僕が狂ったら…』
もしも僕が狂ったら君の手で殺して…。


君に何をするかわからないから。


君にひどいことをして生きていけないから…。


だから、僕が狂ったら君の手で殺して…。

燦々と輝く君に淡く輝くあの人が嫉妬している。闇の中で淡く輝くあの人は、燦々と輝く君を覆い尽くしてしまいたいと願うけれど、それは出来ないことを知る。淡く輝くあの人の子が燦々と輝く君に近付いたために燃えてしまったから。淡く輝くあの人は燦々と輝く君の陰になり淡い光で闇を照してる。

今、僕に必要なもの。ほんの少しの勇気と希望。
今、僕がやらなければならないこと。
ほんの少しの勇気と希望を手に一歩踏み出すこと。
ほんの少しの勇気と希望を無駄にしないこと。
それが僕に必要なもの。

君は何処に居るの?君は僕を探してくれているの?僕を思ってくれているの?早く逢いたい。長い輪廻を繰返した。魂の繋がりを信じて。君だけを思って。君だけを探して。何処に居るの?見つけ出すよ…僕のファム・ファタル…。

Twitterお題診断『絶対に落としてみせる/君に会うまでは、寂しさなんて知らなかった。/苦くて、甘い。』

『絶対に落としてみせる』

君を見た時から心は奪われていた。君が他の奴に奪われてしまう前に僕は君を振り向かせてみせる。そう心に決めたんだ。だから必ず、君を僕のものにしてみせる。絶対に落としてみせる。君の心を。僕以外の奴に見向きできないように。

『君に会うまでは、寂しさなんて知らなかった。』

僕は君を知らなければ良かった。君が僕を見つけなければ、君を僕が見つけなければ…こんな思いはしなくてすんだ

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あなたは私の幸せの糧。あなたがいるから私は生きている。あなたがいるから私は幸せ。あなたが私に笑いかけてくれて、優しい眼差しで見つめてくれる。それだけが私の幸せの糧。ずっと愛してる。あなただけを。ずっと見つめてるあなただけを。

『私の幸せの糧』

『儚く散り逝く運命でも』

あの大門をくぐった時からわっちの運命(さだめ)は決まってしまったのかもしれんせん。

籠から外にでられぬならば、儚く散り逝く運命ならば、わっちはその運命をうけいれんしょう。

ただ受け入れて儚くは散りんせん。

凛として生き、散り逝くつもりにございんす

僕を守るもの。

それは、君。

君を守るもの。

それは、僕。

守り守られ生きていく。

僕らの刻を生きていく。

君と手をとり

ゆっくりと。

僕らの刻を歩んでいく。