闇空に 光り輝く月波紋 美娼の閨を淡く照らす
君が眠るまで傍にいてあげる。ずっと何時も何時までも。眠るまで。眠ったら夢の中で。君が寂しくないようにずっと一緒に居てあげる。 君が眠るまでずっと傍に居てあげる。眠りついたらずっとずっと傍に。ずっとずっと一緒に居よう。
「じゃぁ聞くけど…あんたは!実の親に体売ってでも金を稼いで来いって言われたことがあるのかよ!俺はあるんだよ!あんたが俺の事を知ろうとすれば、あんたが知らなくていい俺の闇を知ることになる!それでもあんたは!俺の事を知りたいと思えるのかよ!俺の闇を知っても俺を受け入れられるのかよ!」
行かなくちゃ 光揺蕩うその場所へ 君待つ僕の安らぎの場所
海に揺蕩う 海月のように ゆらゆら揺れて揺蕩う私
愛しいはかなしい。かなしいは愛しい。 愛するは愛しくてかなしいもの。
「怖いか?」貴方と地獄に堕ちると決めた。そんな私に貴方は訪ねる。「怖くないわ。」貴方の瞳を見つめて言う。真っ直ぐに愛しい貴方の瞳を見据えて。「そうか…分かった。」怖いのは貴方ではないの?覚悟が揺らいでる。「私は、全てをすてて貴方を選ぶわ。貴方は…ッン…」深い口付け。それが貴方の…
しとしとと 降る雨の中 しずしずと 咲く紫陽花 眺め一献 花見酒
僕たちの始まりは何処だった?寧ろ、始まってもいなかったのではないだろうか。気がつけば側にいて気がつけばいつも一緒だった。言うべきことも言わず。ただ一緒にいただけではなかったか?始まりもしていないのに、気がつけば、終りというものがきていた。僕たちに果して終りは存在して良いのだろうか