オーストラリアと日本の違い
ワーホリでメルボルンに来て約半年が経過しました。
最初は戸惑うことも多かったものの、さすがは「住みたい街ランキング上位」のメルボルン。
今ではとても過ごしやすく感じていて、住んでいる人はもちろん、
他の国から渡豪している人もメルボルンを愛している人を多く見かけます。
”何が日本と違うんだろう?”
ふとそんなことについて考え始め、海外なだけあってポンポン違う点は思いつきます。
ただ、その全てにある1つの共通点があることに気が付きました。
それは『当たり前の基準』の違いです。
①交通機関の遅延は当たり前
日本の電車はほぼ正確に到着しますよね。
(僕が乗っていた埼京線はよく遅延してましたが)
たとえ何分か遅延しても謝罪アナウンスがあります。
でも、オーストラリアは違います。
電車は比較的時間通りに来ている印象ですが、バスに関しては時刻表通りに運航しません。
「10分ごと」と書いてあってもそもそも来ない時だってあります。
でもココでイライラして周りに八つ当たりする人がいないんです。
なぜなら遅れるのが普通だから。
日本で遅延となると…
『やばい会社に遅れる!』
『学校に間に合わない!』
など、焦りがイライラになることがあると思いますが、
多少の遅れが普通だからこそ、時間には寛容な人が多い気がします。
何よりも、街中でランニング以外で急いで走っている人をほぼ見たことがありません。
もちろん遅刻が普通なわけでもなく、遅れる時はちゃんと連絡したり、遅延を見越して早めに来たりする人が多いのも事実です!
②お客様は神様じゃない
飲食店、コンビニなど、日本のサービスは素晴らしいと思います。
それを知った上でコッチのコンビニに来て最初は驚きました。
なぜならレジの店員が電話をしながら接客しているから。
こんな事日本でしたら即炎上しますよね?笑
どこまでサービスを提供するかが明確だからこそ、それ以上の要望には応えないし、接客を受ける中であくまで客側が”お願いをする”という感覚が強い気がします。
僕は今飲食店で働いているのですが、自分が接客するセクションが決まっていて、自分からタイミングを見計らって注文を伺います。
日本スタイルの「店員を呼ぶ」と比べると、海外スタイルの方がストレスフリーで僕は好きです。
③他人とのコミュニケーション
オーストラリアは様々な国から来ている人がたくさんいて、常に多国籍な環境であることが当たり前な気がします。
それもあって、英語が流暢ではなくても、文化的にNGなことがあっても、寛容に受け入れてくれる人が多いと感じます。
また海外あるあるなのかもしれませんが、他人との距離が良い意味で近い。
トラムに乗ってきた隣の乗客と話したり、
接客を受けている店員から服装を褒められたり、
カフェの隣の席同士で会話が始まったり。
程よく壁が無いところが僕は好きです。
今となってはそれらが当たり前に感じてきていますが、日本だったらどうなっているだろうとよく考えます。
僕だったら、いきなり話しかけられたら驚くし、少し怖いかもしれません。
でも、街中や電車たとえ知らない人でも、気持ちの良いコミュニケーションが取れたら最高かもなあと思ったりもしました。
というのも、日本の混んでいる電車で、
一声かければ通れるものを、あえて体や足をぶつけることで相手に伝えたり、周りの人が降りる人のために全く降りようとしなかったり…
思い出して一番謎だったのが、トイレです。
個室のカギが”使用中”になっているのにもかかわらずノックをされる。おそらく、何をとまでは言いませんが危機的な状況なのでしょう。笑
気持ちはもちろんわかりますが、優しくないですよね?
よく海外の方から、『日本人は礼儀正しくて親切』と言われます。
ただ僕からすると、海外に来てからの方が人の優しさを感じている気がします。
もちろん全員がそうではないですし、このように大きく分けて話をするのが好きではないですが、日本の街中で本当の意味で”他人に優しい”コミュニケーションがもっと活発に起きる日常が当たり前になればなあと思ってます。
僕も電車内でも大勢がシーンとした中で誰かのために声を掛けづらいのはとても分かるので、まずは僕が日本に帰った時に他人のために声を上げられる人間になろうと思います。笑
まとめ
いろいろと日本とオーストラリアで違う点を挙げましたが、これらに共通しているのが”当たり前の基準の違い”だと思いました。
日本は当たり前の基準が高い!
それはとても素晴らしいことであると同時に、日々の生活でストレスを感じやすくもしていると思います。
僕は日本が大好きですし、海外に住んでいて嫌なことだってあります。
ただ、それぞれの文化の良いところを維持しながら、上記した「人と人とのコミュニケーション」がより温かく、よりカジュアルに生まれる世の中になればなあと思ってます!!
だってみんな同じ人間だもの!
人はひとりでは生きていけない。
自分だけが幸せになるんじゃなくて、
周りの人間と支えあって、
他人に感謝されることをして、
自分も幸せになろう。
他人の幸せは、自分の幸せを生む。
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