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今夜も私はひとり生きる

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平成7年生まれバリキャリアラサー女の手記
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#推し

006. 彼らの光は生きていた。

006. 彼らの光は生きていた。

大学時代の友人と(元)推しグループのライブを観に東京ドームに行って来た。(元)をつけたのは当時のような熱量で彼らの活動を追うことができなくなってしまったからだ。中学生のころから応援してきたグループへの熱量が変わってしまった理由は、私の年齢や環境の変化に加え、彼らに起こったたくさんの変化のせいでもあると思う。もっとも大きかった変化は、彼らの音楽を支えていた一人のメンバーが自死したこと。彼はグループの

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002. 彼が死んだことが当たり前になった

002. 彼が死んだことが当たり前になった

推しが死んでから6年が経った。自殺だった。彼が死んでから、一瞬たりとも彼のことを考えなかった夜は多分ない。だけれど彼が死んだことを悲しんで、彼を想って涙を流した最後の夜がいつだったかは覚えていない。それくらい、彼が死んだことが、死んでいることが当たり前になってしまった。すでに彼の年齢は越した。彼のデビュー曲が年上の女性に対する叶わない恋を歌った曲だったから、2、3年前までは「私があなたより歳上にな

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