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共同親権

現在、離婚後の共同親権の導入が国会で検討されている。実際に導入されるのか、いつから導入されるのか、具体的にどのような変化があるのかなどはまだ議論されている段階であり、民法改正はまだ先であろうが、歓迎すべき提案である。

このニュースを見て、もちろんネットでも調べた。
いまだに日本のように単独親権を採用している国は、世界にはごく少数の国しかないらしい。当然、欧米やその他の先進国では当たり前のように共同親権になっている。そもそも、日本の単独親権の法律は明治時代に作られたものがそのまま続いているとのことだ。

弁護士のyou tubeを見たりして、現在の状況やどのような意見をおっしゃっているのかを見てみた。現在の離婚後の父親への圧倒的不遇な法律を変えていくべきという意見が多く、共同親権導入はもはや当たり前という内容が多かった。

離婚を考えている男性(父親)にとっては当然是非とも導入してもらいたい制度である。また、現在離婚とは直接関係のない生活をしている一般の男女も、普通に考えて単独親権のみというのはおかしい、という意見が大半を占めていた。

実際には夫側のDVなどのケースもあるわけで、このような場合に共同親権は相応しくない。だからこそ、家庭の状況に応じて、共同親権を基本として単独親権も選べるようにするという両者選択可能な制度が検討されているのだが、この選択制に反対派がいるらしい。反対派は単独親権の一択のみ、現在の制度のまま継続を要望している。この令和の時代に、さらには世界的にも圧倒的少数である単独親権のみの制度の変化を拒否することには疑問しかない。

共同親権に変わることで、離婚後の父親の実生活にどれほどの変化が生まれるかはまだ不明である。過剰な期待をしすぎてはいけない部分もあるだろう。ただ、離婚に追い込まれている男性(父親)には大きな変化である。

嫁が不倫しようが、嫁がDVしようが、離婚すれば子供は嫁(母親)が引き取る単独親権が当たり前という、夫(父親)には極めて不遇な制度。養育費は払い続ける義務があるが、嫁側の恣意的な面会拒絶が許される。養育費と面会は別問題であることは承知しているが、これでは夫(父親)の今後の人生がとても辛いものになるかもしれないことを当たり前のように放置している。

少しずつでも確実に変化していくことを強く希望する。もっと声をあげて訴えていきたい。




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