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自分たちの成長は自分たちでデザインする!? BL2学生スタッフの振り返りとは

こんにちは!
立教大学経営学部4年 BL2統括の唐鎌光生です。

今回は、「学生スタッフの振り返り」についてご紹介していきます。
前回のブログで、振り返りパートの授業についてお伝えしました。ただ、学生スタッフの活動はそれで終わりではありません。経験と振り返りは常にセット、それが経験学習を基にしたBLPです。

  • そもそもBLPにおける振り返りとは何か

  • そして学生スタッフはどのように振り返りを実施しているのか

これらのことをお伝えしていきたいと思います。
ぜひ最後までご笑覧ください!


▼振り返りパートの授業についてはこちら!

1.BLPにおける振り返りとは

BLPにおいて振り返りが重要視されるのは、経験学習に基づいてプログラムが設計されているからです。BLPが “経験学習型リーダーシップ開発プログラム” と称されることも、これが所以です。

そもそも経験学習とは、デイビッド・コルブが提唱したモデルです。下の画像のようなものなのですが、要は「人は経験を積み、内省することで成長するよ」ということを伝えてくれています。

<経験学習モデル>

このような背景から、BLPでは経験+振り返りのセットによって受講生の学びを促進する、という仕組みになっています。

そして学生スタッフにとっても、この運営活動という経験はとっても貴重な成長の機会です。(ポスターセッションの際にもパーソル様やご参観いただいた社会人の方々から「学生主体でこれほど規模の大きなプロジェクトを質高く提供している大学は見たことがない」と言っていただけました・・・!)


▼ポスターセッションについてはこちら!

このように、BLPでは経験学習の考え方が根付いており振り返りが重要視されている、また運営活動は他に類を見ない貴重な経験であることから、学生スタッフも運営経験を成長に繋げるため振り返りを実施しています!

また、受講生に振り返りを促している学生スタッフが、自分たちの振り返りをしていなかったら恥ずかしいですよね😏
このような “受講生の模範になろう” という気持ちも、振り返りを促す一因になっているのかもしれません笑

ここからは、具体的にどのように振り返りが行われたのかご紹介します!

2.22BL2学生スタッフの振り返り

実は、学生スタッフの振り返りも、学生スタッフ自身が設計しています!
コースリーダーの田中先生や僕たち統括から声を掛けなくとも、自分たちで振り返りの場をデザインしていたのです!それほどまでに振り返りの重要性を理解している、ということですね。
本当に頼もしい存在です笑

22BL2学生スタッフの振り返りは、大きく2つのパートで設計されました。
それぞれのパートについて、ここから詳しくお伝えします!

【22BL2学生スタッフの振り返り】
①目標達成度の確認
②各クラスの振り返り

①目標達成度の確認

まずは目標達成度の確認です。
学生スタッフは目標に向かって一丸となって取り組んできたので、それを達成できたのかどうかを判断します。学生スタッフの目標は以下の通りです!

【22BL2学生スタッフの目標】
■成果目標 ※受講生アンケート(7件法)で計測
リーダーシップ、ビジネス、キャリアの3つの観点で受講生にアンケートを取り、最終結果で平均値6以上を目指す

■状態目標 ※学生スタッフアンケート(7件法)で計測
Be Lasting BLack

▼学生スタッフの目標決めについてはこちら!

成果目標は「受講生の学びをどこまで実現できたのか」という観点から、
状態目標は「学生スタッフ各メンバーの強みを混ぜ合わせたチームになれたのか」という観点で測ります。
どちらもDA(Data Assistant)が実施したサーベイで評価が行われます。目標達成度を評価する、という組織開発以外の場面でも大活躍ですね!


▼DAを紹介したブログはこちら!

実際に目標はどれほど達成できたのでしょうか?
DA 佐藤美季から学生スタッフへの労いの言葉とともに、目標達成度について発表されました。22BL2学生スタッフの目標達成度は、以下の通りです!

【22BL2学生スタッフの目標達成度】
■成果目標 ※受講生アンケート(7件法)で計測
リーダーシップ:平均 6.00(± 0.0)
ビジネス:平均 5.92(- 0.08)
キャリア:平均 5.67(- 0.33)

■状態目標 ※学生スタッフアンケート(7件法)で計測
Be Lasting BLack:平均 6.33(+ 0.33)

成果目標に関しては一歩及ばずでしたが、BLPとして最も大切にしたいリーダーシップの項目において目標を達成できたことは、とても喜ばしいです!
また、今回評価対象としたアンケートは予選のタイミング(3週間前)で配布したので、その後の本選(2週間前)を通してビジネスの項目や、振り返りパートの授業(1週間前)を通してキャリアの項目はさらに伸びていることが期待できます。

状態目標に関しては、学生スタッフ全員が「“Be Lasting BLack” を実現できた」と回答しており、目標を達成できたと胸を張って言える結果となりました!
DA 佐藤美季からの説明によると、”本選" という学生スタッフ全員で作り上げる最後のイベントに、全員が本気で取り組んだことが勝因だったと言います。
実際に統括である僕の目から見ても、本選の準備期間や当日において誰も妥協しないプロ意識を持ち、かつ本気で目標に向かって頑張ることを楽しんでいるように見えていたので、納得の結果です笑


▼本選当日についての投稿はこちら!


②ペアクラスの話し合い

さて、大切なのはここからの話し合いです。
学生スタッフの成長の角度を左右する大切な話し合いの場は、チームビルディング班がデザインしました。


▼チームビルディング班の紹介はこちら!

「目標を達成できたかどうか」という “結果” ももちろん大切ですが、「目標に向けてどのように考え、どのような行動を起こしてきたか」という “過程” を振り返ることはさらに大切です。
なぜなら、過程にある考え方や行動を、他の場でも活かせるような概念として自分の中に刻み込むことで、BL2運営が終了しても他の活動で活かせる学びになるからです。

具体的な話し合い方としては、ペアクラス(同じCAが受け持つ2クラス)のSA・CAでお互いにフィードバックをしました。この相互フィードバックをもとに、成果目標を達成するために企画した施策や、授業で取り入れた工夫について振り返ります。
ペアクラスはこれまで二人三脚でクラス運営をサポートし合ってきており、ノウハウを共有したり、クラス独自の企画について相談する関係性にありました。ペアクラスでお互いの工夫点や施策を知っているからこそ、このフィードバックが良い振り返りの材料となるのです。

この打ち合わせをもって、BL2学生スタッフは解散となります。
お互いに感謝の言葉を伝え合ったり、記念撮影をしたり・・・(少し切ないですね笑)

<記念写真>
※撮影時のみマスクを外しています

しかし受講生と同じく、学生スタッフのリーダーシップの旅はまだまだ始まったばかり。今回のBL2運営の経験を活かして、他の場でも存分に活躍してくれることを切に願います。
22BL2学生スタッフのみんな、本当におつかれさまでした!

最後に、コースリーダーの田中先生から、22BL2学生スタッフへの印象についてコメントをいただいたので、ご紹介します👀

【田中先生から見た22BL2学生スタッフ】
今年のBL2学生スタッフは、一人ひとりの個性やこだわりが強く、チームとしての目標を設定する段階から、相当な時間をかけてディスカッションしていました。本人たちはなかなか目標を合意できないことに難しさを感じていたようですが、私はその時から「このチームはうまくいく」と確信めいたものを感じていました。
途中で何度か目標を見失う時期もありましたが、その都度、全員で目標を確認し合い、チームにとっていま何が必要かを考え、行動している姿がとても印象的でした。最終的にはBL2史上最高の授業満足度を更新するなど素晴らしい学習成果を実現し、授業を終えることができました。
全員で決めたチームの状態目標「Be Lasting BLack」には、BL2終了後もチームとしての関係性は継続していくという永続性の意味が含まれています。今後はそれぞれが進む道は異なりますが、時にお互いを高め合ったり、励まし合ったりする関係性であり続けることを願っています!

BL2コースリーダー 田中聡先生

3.おわりに

いかがでしたか?
経験+振り返りは常にセット、という考え方が学生スタッフにも定着していることがお分かりいただけたかと思います。

自分たちの成長は、自分たちでデザインする。
そして、成長に必要な環境は揃っている。
だからこそ、何段階もレベルアップできる。

それがBL2運営の魅力なのかもしれません。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今日も、素敵な一日をお過ごしください🌱

唐鎌光生

【次回予告】
次回は「本社プレゼンテーション」について発信します!
本社プレゼンは、本選受賞班のみがパーソル様本社に訪問し、社長や副社長の前でプランを発表する機会です。ぜひ通知をオンにしてお待ちください🌱


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