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誰もが憧れる夢の舞台「本選」 学生の本気が詰まったビジネスコンテストとは?

こんにちは!
立教大学経営学部4年 BL2統括の唐鎌光生です。

今回はBL2最大のイベントである「本選」についてご紹介していきます。
実はこの本選という舞台は、全60チームのうち5チームしか出場することのできない、とっても貴重な場なんです!

本選に出場したチームは?本選当日の様子は?
といったことをお伝えするべく、詳しくレポートしていきたいと思います!
ぜひ最後までご笑覧ください🌱

1.本選とは

本選とは、予選を勝ち抜いた5チームのみが全受講生・運営陣・教員・クライアント様の前でビジネスプランを発表することのできる、特別なイベントです!
また、クライアント企業であるパーソルホールディングス株式会社様(以下パーソル様)には、受講生のビジネスプランに対して直接ご質問やフィードバックをいただきながら、評価までしていただける貴重な機会でもあります。


▼予選についての投稿はコチラ

そして、本選出場班の5チームのうち、延べ3チームが賞を獲得することができます。

  • 学生の投票により選出される「学生賞」

  • 教員の採点によって選出される「教員賞」

  • パーソル様の社員の皆様によって選出される「クライアント賞」

以上3つの賞があります。
1つのチームが複数の賞を受賞する可能性もあるので、ドキドキワクワクです!

<本選出場班・本選受賞班選出の流れ>

実施された場所は普段の教室とは違い、タッカーホールという講堂(BL2キックオフと同じ会場です)。1,000人以上を収容でき、卒業式などでも使用される大きな会場ということもあり、本選出場班の受講生も緊張の大舞台となります!

<タッカーホール内の様子>

▼キックオフについて詳しく知りたい方はこちら!

そして冒頭でもお伝えしたように、本選は壇上に立って発表することすら難しい、受講生にとっては夢の舞台です。予選での厳しい選考をくぐり抜けた5チームのみが、本選の舞台で発表することを許されます。
とても狭き門ではありますが、その分受講生の熱量も高まります。(「本選に出場すること」を目標として掲げているチームもあるほどです)

本選が、受講生にとってどれほど特別な場であるかが伝わったでしょうか?
それでは、ここからは本選当日の様子について詳しくご紹介していきます!

2.本選当日の様子

最後のリハーサル

当日、本選開始より2時間ほど早く、タッカーホールに運営陣が集まります。最後のリハーサルです。一通り全体の流れや各々の動きについて最終確認をします。

実は、本選も全て運営陣だけで作り上げたイベントなんです!
本選全体を取り仕切るイベント班、パーソル様への事前ブリーフィングや誘導を行うクライアント班、壇上に立ち進行を行う司会班、受講生のモチベーションを高める動画を作成する動画班、それ以外のメンバーもそれぞれの役割に分かれて細かいオペレーションを担当します。


▼運営陣それぞれの役割についてはこちら!

受講生の入場直前になり、運営陣も士気が高まります。
この本選という大舞台に向けて頑張ってきたのは、受講生だけではありません。運営陣も1からオペレーションを考えたり、多くの時間を準備に費やしてきました。

目指すは「受講生に何かを残す本選にする」
そして同時に、運営陣の状態目標である「Be Lasting BLackを実現する本選にする」

運営陣全員で作り上げるイベントは本選が最後です。だからこそ、懸ける想いもケタ外れ。最後の大舞台、運営陣のみんなには心ゆくまで楽しんで欲しい、そんな気持ちで見守っていました。

<本選直前、円陣を組む運営陣>

▼運営陣の目標についてはこちら!


ついに始まった本選!

タッカーホールを開場すると、続々とスーツ姿の受講生が集まってきます。先ほどの運営陣の写真を見てお気づきの方もいるかと思いますが、本選の服装はビジネスカジュアルなんです!本格的なビジネスコンテストに近い状態で実施するため、運営陣も受講生もビシッと決めて(笑)、本選に臨みます。

会場が暗くなり、オープニング動画とともに本選が始まります。
アップテンポな曲調とこれまでの頑張りを思い出すような授業の様子、そして動画の最後には炎に包まれた「START」という文字。
動画のあらゆる要素で、受講生の気持ちは高ぶります。

<オープニング動画のラストシーン>

オープニング動画が終わり、スーツやドレスに身を包んだ司会が進行を始めます。司会は本選の進行だけでなく、本選開始前のトークや緊急時の繋ぎも担います。そのため、入念な練習によるスクリプトの刷り込みと、その場に応じた臨機応変な対応という、両極端なスキルが求められる難しい役職です。

<本選の司会を務める3人>
(左から渡邉涼輔、中元未来、浅対悠至)

そんな司会の3人から本選の目的や流れ、本テーマが説明されます。

【本選の目的】
ハイレベルなビジネスプランに触れ、リアルビジネスを意識する

【22BL2の本テーマ】
​​「20代社会人がはたらく上で感じている課題」を1つ取り上げ、パーソルグループが取り組むべき新サービスを提案せよ

パーソル様から挨拶を頂戴して、ついに本選に出場できるチームが発表される時が来ました。予選優秀班(10チーム)が動画にて発表され、その後ドラムロールと共に、司会から本選出場班(5チーム)が発表されます!

【本選出場班】
宮本先生クラス6班
大内先生クラス6班
種部先生クラス5班
種部先生クラス6班
木方先生クラス1班

タッカーホールには喜びの歓声や拍手が鳴り響きます。それもそのはず、3ヶ月という時間をかけて作成したプランが本選という夢の舞台に選ばれたのです。
一方で、自分たちのチームのプランが選ばれなかったとしても、素直に本選出場班に拍手を送る受講生に、僕は心の中で大きな拍手を送っていました笑


本選出場班によるプレゼンテーション

ついに、本選出場班に選ばれた5チームによるプレゼンテーションが始まります。各チームの受講生は緊張した様子でしたが、いざ壇上に上がると堂々と自分たちのプランを発表していました。
少しでもプランの中で自信を持てない部分があると、約300人の前で堂々と発表することはできません。壇上で発表するまでには想像もつかない頑張りがあったと思うと、感慨深いものがあります。

<受講生がプランを発表している様子>

各チームのプラン概要は以下の通りです!
ここには概要のみ記載しますが、それぞれの主張の根拠となるデータを入れているので、実際はかなりボリューミーな発表が行われます。

【宮本先生クラス6班】
■対象者(20代社会人)が抱える課題
会社外で社会人と繋がる(人脈形成)機会の希薄

■プラン内容
共通の趣味を通じて、楽しく新たな人脈を築けるアプリを作る

【大内先生クラス6班】
■対象者(20代社会人)が抱える課題
異業種・異職種への転職が難しいこと

■プラン内容
転職者の”秘められた強み”を探し出すパーソル独自の「履歴書」を作成するサービスを作る

【種部先生クラス5班】
■対象者(20代社会人)が抱える課題
経済的理由により高卒で就職した20代社会人が、資金的余裕と社会に出て価値観が変化したことにより新たな業界に関心を持ち転職を希望するものの不安がたくさんあること

■プラン内容
高卒社会人向けインターンシップ・転職対策アプリを作る

【種部先生クラス6班】
■対象者(20代社会人)が抱える課題
実業団に所属し、引退後も所属する会社で働く予定の20代社会人が、自分が引退した後について漠然として不安があること

■プラン内容
実業団選手に対して、自己理解、スキルアップ、引退後のビジョンを考える機会提供を目的としたサービスを作る

【木方先生クラス1班】
■対象者(20代社会人)が抱える課題
女性社員が、「はたらく」についての悩みを相談できる場がないこと

■プラン内容
同じ悩みを持つ女性社員同士が繋がることのできるアプリを作る


受賞したのは・・・?

本選出場班の発表が終わり、冒頭でもお伝えした3つの賞が選定されます。審査基準は予選と同様に、以下の図の通りです。

<審査基準>

これらの基準を踏まえ、約300人の注目が集まる中、ついに受賞班が決まりました!

【本選受賞班】
■クライアント賞
種部先生クラス5班

■教員賞
種部先生クラス5班

■学生賞
種部先生クラス6班

ということで、クライアント賞と教員賞のダブル受賞が1チームと、学生賞が1チームで、合計2つのチームが受賞班として選ばれました!そして、種部先生クラスが賞を総ナメ、というまさかの結果となりました笑

命運を分けたのは、「課題設定の妥当性」や「ファクトベース思考」といった、プランの説得力を高める要素でした。
BL2では特に、リアルビジネスを意識したプラン作成が求められています。新規事業立案の際は、アイデアももちろん重要な要素ではありますが、その事業に投資をするかどうかを判断するだけの材料(根拠)が特に重要なのです。

実際に本選出場班の発表を聞いていると、どのチームもファクトに基づいて主張が展開されており、とても納得度の高いプランになっていました。
一方で、受賞班はその中でも特に、ターゲットが明確に設定されている印象を受けました!「誰」に対して価値を届けたいのかが具体的にイメージできたことで、よりプランの効果を想定しやすい内容になっていたように思います。

とはいえ、僕がBL2を受講している際に提案したプランより何段階も高いレベルで提案がされていて、悔しくも嬉しいという複雑な気持ちになりました笑

本選に出場した5チームを含め、全60チームの受講生のみんな、本当にお疲れさまでした!そして、見事受賞することのできた2チーム、本当におめでとうございます🎉


クロージング

本選の最後には、パーソルを代表して木下様から、またBL2コースリーダーの田中先生から講評のコメントをいただきました。そして本選の最後を締めくくるのは、やはり動画です笑

BL2は、BLPのプログラムで必修となる最後の授業です。しかし、受講生のリーダーシップやキャリアの歩みは始まったばかり。これから何年・何十年と長い旅は続いていきます。
そんなメッセージを込めたクロージング動画で、本選が締めくくられました。

<クロージング動画の一部>

3.おわりに

ここまで本選の概要や当日の様子についてお伝えしてきました。最後に、司会を務めたゆうじから、本選の感想としてコメントをいただきました!

【本選の感想】
本選の司会を務めさせていただきました浅対悠至です。僕はBL2のキックオフであるSS1でも司会を務めたので、SS1と本選で司会を務めて感じたことを2つ述べたいと思います。

1つ目は受講生の成長です。壇上からは想像以上に鮮明に受講生の様子が見られます。SS1と本選で司会をした僕の目には、受講生の自信溢れる堂々とした様子が目立ちました。SS1とは比にならないほど、受講生の燃えるようなパッションを感じました。僕はそこから受講生の努力と成長を感じ、胸が熱くなりました。

2つ目はチームプレーの大切さです。司会という言葉はどこか「まとめ役」「偉い人」のように聞こえますが、僕の中では逆です。みんなが作り上げたものを発信する役者であり、司会の僕1人では何もできません。チームの大切さ、仲間との協力のあり方を考えることができたと思います。

長くなりましたが、BL2における全ての活動を通して僕は成長できたと思います。この経験を活かし、1人では何もできないからこそ、仲間の心に火を点けてチームで何かを始める「1人目」になれるようにこれからも頑張ります!

SA:浅対悠至

いかがでしたでしょうか?
今回の投稿を通じて、本選の概要や臨場感が少しでも伝わっていれば嬉しいです🕺

そして、このイベントの裏側を全て設計し、当日も滞りなく完遂した運営陣には感服です。僕と大類遥は統括という立場で、元々はイベント周りのリスクヘッジという役割を担っていました。しかし僕たち統括の出る幕なく、「たった17人」の「力強いリーダーシップ」を結集させて、見事イベントを成功に導いたのです。

ここまでの道のりも、決して楽ではなかったはずです。本気になればなるほど、衝突の数も増えます。そんな衝突をも互いに向き合うことで乗り越え、「本選」というイベントを作り上げました。

「Be Lasting BLackを実現する本選にする」という目標は、最後のリハーサルで円陣を組んでいる瞬間、既に達成されていたはずです。
そして受講生にとっても、本選という貴重な機会を受けて、また少数精鋭で質高くイベントを運営する運営陣の姿を見て、「受講生に何かを残す本選にする」という目標も達成されたのではないでしょうか。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!少しでも読者のみなさまにBL2の良さをお伝えできていれば嬉しいです。
今日も、素敵な一日をお過ごしください🌱

唐鎌光生

【次回予告】
次回は「BL2の振り返りパート」について発信します!
本選は、リーダーシップ開発の観点から見れば、あくまでも経験の場作り。その後の振り返りが、受講生の学びに繋がります。そんな重要な役目を果たす振り返りパートは、どのような授業内容だったのか。
ぜひ通知をオンにしてお待ちください🌈


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