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性格の問題じゃない!?現代の『うつ』が増加している本当の理由

2020年9月現在、コロナによる自粛規制の影響もあり、『コロナうつ』にかかる人が増えています。
あなたの周りでも、突然活動が制限されたことで心を病んでしまった人も多いのではないでしょうか?

ですが実はコロナによる自粛以前から、日本では16人に1人が『うつ』になっているという統計データが出ていました。
今日本では『うつ』という病気がかなりメジャーになっているんです!

この数値を見ると分かる通り、あなたやあなたの身近な人が『うつ』にかかってもなんら不思議ではありません。

「僕は元気だから大丈夫!」
「私は根性あるから無縁かな。」

そんな風に思う方もいるかもしれないですが、実は心の強い人ほど突然なったりしてしまうものです。
なぜなら心の強い人は体や脳が壊れるまで頑張れてしまうからです。

一度『うつ』という病気になってしまうとなかなか治りづらく、多くの時間やお金、人間関係や自信を失います。
忙しく日々を暮らしているうちにそんなことになってしまうのは避けたいですよね?
また自分にとって大切な人達がそうなってしまうのも悲しいと思いませんか?

ではそんな不安を抱えながら、僕たちは何も対応はできないのでしょうか?
実はそんなことはありません。
現代において『うつ』が多くなっている理由を知ることで、安心感を抱いたり、対策を打つことは可能です。

僕は過去、『うつ』に対して「心の弱い人がなる病気」というような、ネガティブなイメージを持っていました。
いざ『うつ』になってしまうと、そんな現実を突きつけられて辛いですよね。
『うつ』と宣言されるのが怖くて、辛い『うつ』状態にあるのに医者にもいけず、周りに伝える事すらできない人も多くいます。
そうなるととても辛いです。

ですが、『うつ』になってしまう原因は「人の性質や性格」だけの問題ではありません。
もはや「現代社会」は『うつ』を誘発する原因をとても多く含んでいるのです。
それを知るだけでも、『うつ』に対するネガティブなイメージや『うつ』にかかることで増してしまう不安感は減らす事ができます。


さて本題に入る前に、僕がなぜこのような記事を書くのか、思いを伝えさせていただきます。

よく様々なメディアで、「『うつ』になりやすい人の傾向」などという記事を見かけますが、僕はこの書き方は問題だと思っています。
考えてみてください。
「周りに合わせること」や「真面目であること」はむしろ良いことのはずです。
それなのに、多くのメディアや専門家でさえ、この特性を「『うつ』になりやすい傾向」という枠組みに組み込みます。
また多くのメディアは、『うつ』にかかる人を「精神が弱い人」「気が弱い人」といった表現をします。
ですが、これは「繊細な感性を持つ人」「愛情深い人」という事の裏返しであり、むしろ素晴らしい特性ではないでしょうか?

こうした特性を持つ人々には何の非もありません。
むしろ素晴らしい事です。
僕からすれば、彼らは「『うつ』になりやすい」のではありません。
「彼らのような特性を持つ人に現代社会の構造を当てがうから『うつ』になりやすくなっている」のです。

別の機会にお話ししますが、「障害の社会モデル」という考え方があります。
これは「障害を持つ人が社会に合わない」という考えを是正する考えで、「ある個性を持つ人にとって社会が合わせられていない」という逆の考え方を提唱するものです。
この考えは『うつ』を持つ人にもそのまま該当します。
「『うつ』になりやすい人」という表現は「(社会構造によって)『うつ』の被害にあっている人」「(社会構造によって)『うつ』を誘発させられている人」という表現に変えるべきだと考えています。


前置きが長くなりすみません、熱くなりました。笑

このマガジンではそんな「『うつ』が現代に増えている本当の理由」についてお話できたらと思います。
どうかお読みいただいて『うつ』になってしまう理由が「当人だけの問題」ではなく「社会にも原因がある」ということを理解していただけたらと思います。

その上で、『うつ』に対する不安やネガティブイメージを軽減したり、社会が持つ『うつ』を誘発する多くの問題について少しでも対策を講じて頂けたら幸いです。
「『うつ』なんて本人だけのせいじゃないんだから恥じることはない!」と、自分に対しても他人に対しても思うことが出来たら、きっとあなたはもっと優しくなれると思います。


それでは次回から「『うつ』が現代に増えている理由」について、数回に渡りお話ししていこうと思います!

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