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他人主導型ダイエット

今日の夕食時、オットがムスメとわたしを前にこう言った。「お話があります。」と。ムスメもわたしもかしこまって話を聞いた。その内容はこうである。

「お父さんはこの頃、体重が増えてきました。これから週末、つまり土日は、大濠公園をランニングしようと思います。お母さんが。」
おやおや。日本語がおかしくないかい?

「お母さんは、自分史上最大の体重だと言っています。だから、ダイエットしないと、健康によくありません。俺も太ったけど、まだそれほどではないので、大丈夫。お母さんが運動をしてください。」
待て待て待て。文脈がおかしいだけでなく、なぜあなたがわたしの運動量を決めるのだ?

確かに先日、自分史上最大の体重をマークした、と言った。痩せた方がいいこともわかっている。でも、なぜ他人がそれを決断し、わたしが言い渡されるのだろう。謎すぎる。

ソファに寝そべって、チョコレートをボリボリ食べながらスマホをいじっているオットを遠い目で眺めつつ、運動をせずに痩せられる方法がないものか、と考えている。



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