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【フリーランス】未経験ジャンルの案件獲得するためにしてきたこと・注意点

今回、フリーランスが未経験ジャンルで案件を獲得する方法をお伝えしたいと思います。会社員時代の職業とは違うジャンルでどうやって案件を獲得していけばいいのか、参考になれば幸いです。

なお、前回の記事『「沖縄移住+ひとり親」でフリーランス6年目の私がしてきたこと』の続きです。あわせてお読みいただければ幸いです。

未経験ジャンルで案件を獲得する方法

私は会社員時代、マーチャンダイザー、イベントオーガナイザーを職業としていましたが、フリーランスではWebサービス関連やライティング業務がメインです。未経験でも別業界の仕事ができている私が、これまでどのように動いてきたのか、紹介していきます。

①募集要項ではなく、会社を見る

例えばこれまで事務経験しかなく、フリーランスとしてはWeb業界で生きていきたい、と思っていたとします。未経験で実績のない状態でWeb関係の仕事を獲得するのは、正直難しいです。よっぽど人望がなければ、少しでもできる人にお願いしたい、と思うのが一般的です。フルリモートとなればなおさら信頼が第一になるので、信頼できる実績を持っている人にお願いしたいと思います。
そこでおすすめしたいのが「まず事務で会社と契約し、そこで信頼関係を築く。そしてタイミングを見て、実はWeb関係の仕事をしたい、ということを話す」という方法です。
これは例えば俳優が歌手になったり、芸人が俳優になったりするのと同じ方法です。入口はどこでもよく、大事なのはどの会社(業界)に携わるか、ということです。
制作業界、出版業界、美容業界などさまざまなジャンルが存在していますが、自分のなりたい職業の業界にまずはうまく入る、ということを意識するとよいです。

(参考までに)私の場合
私の場合、興味のあるジャンルのポータルサイトを運用している会社の「簡単な投稿を行うメンバー」に応募しました。パソコンとネット環境さえあれば誰でもスタートできる仕事です。しかしほかの方よりワードプレスに慣れており、Webライティングの手法を知っていたので、数ヶ月で投稿者の投稿をチェックする側になりました。Webサイトも作れるなら、という話が上がったこともあります。誰でもできる作業だから、と避けるのではなく、募集している企業を見て、その後の可能性を考えましょう。

このように別ジャンルの仕事でスタートしたものが希望の仕事につながることが、たびたび起こります。募集要項ではなく、会社を見て応募すること、そして自分でもできる簡単なところから入ることをおすすめします。

②フリーランスになったことを人に話す

もう一つ大切なのが、フリーランスになったことを人に話すことです。どんなジャンルなのか、今後どうなっていきたいのかをどんどん人に話していきましょう。フリーランスは横で繋がっていることが多く(沖縄は特にそう!)、「じゃあ次声かけるね!やってみたらいいよ!」などと言ってくれることがあります。また、前職やこれまで付き合いのあった方が仕事を依頼してくれる可能性もあります。ぜひ、声を大にして「フリーランスになった」といいましょう!

③一度繋がった手をこちらから離さない

縁があり繋がることになった企業さんは、なるべくこちらから手を離さないように気をつけています。手を離すのは、仕事を続けていく意味が無い、他に時間を割きたい、と思ったときだけ。リモート案件を長く続けることは、企業側にもメリットがあります。時間がなくなって対応できなくなった場合も「週に〇〇時間しか確保できなくなった」と正直に話すと、企業側もできる仕事を探してくれることがありますよ。

未経験ジャンルで案件を獲得する際の注意点

あとで後悔しないように、しっかりチェックしてくださいね。

未経験だからといって無料でいいわけではない

未経験の場合、実績もないので相場もわからないと思います。しかし「じゃあやってみる?」は「ただで良い」ではありません。あくまでもそれで食べていこうとする人に対して、「未経験なのだからお金を払わない」と思っている方とは仕事をしない方がよいです。

完全成功報酬は断った方がベター

完全成功報酬は、リスクをこちら側しか背負っていないことになります。もちろん相手との関係性にもよりますが、完全成功報酬となると、案件に対して向き合わなければならない期間が長くなることにもなります。それだけ、またはそれ以上の報酬を得られるのであれば完全成功報酬が良いかもしれません。しかし短期間で一旦納品し、請求する方が費用対効果が高いケースが多いです。「失敗したのだからそれまでのあなたの作業費は払いません」という考え方はどうなのかなーと思います。

「じゃあやってみる?」と任された仕事に全力で挑む

「試しにやってみる?」と言われた仕事に対して、「やってみたけど出来なかった」はNGです。仮にスキルが足りなくても、今できる最大の力を出し切りましょう。声をかけてくれた方も、結果を見て「無い」と思ったらその後一切声がかからないでしょう。単純なスキル不足であれば、問題なし。スキルを磨くために邁進するのみです。

あまりにも安いと感じる場合は一度踏みとどまる

相場よりあまりにも安い金額を提示された場合、断る勇気を持つことも大切です。「安くても請けることで自分のキャリアに箔がつく」ものであれば、請けるメリットがあります。「知人だから」であれば、メリットは一切ありません。「友人価格」というものは存在しますが、それは決して「あまりにも安い金額」ではありません。安すぎる金額を提示されたとき、自分にメリットがあるか無いかをしっかりと考えましょう。

未経験だけどフリーランスになりたい方へ

前職がDTP関係でフリーランスになってもDTP案件を獲得してきた方でも、途中で別の仕事をされていることが多いです。DTPでお付き合いしてきた方が、Webもできるならお願いしたい、と言われたり、ライティングもお願いしたい、と言われたり。
つまり、これまでの信頼関係があれば、未経験の案件を獲得できるのです。では信頼関係をどこで築くのか。今までしてきたジャンルや自分の特技で築けばよい!
「私は子育てしかしてきてない」という方でも、子育てや家事のプロです。ベビーシッターや家事代行、商品開発している企業にとってとても欲しい人材かもしれません。
なりたいものにいきなりなろうとするのではなく、少しずつそこに近づく方法もあります。最初の一歩を踏み出すことが、何より大切なことです。勇気を出してたくましく、いきましょう!

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